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日本の大晦日・お正月 年中行事を知ろう!

新しい年が始まりました!コロナ禍ということもあり静かな年末年始を過ごされた方が多かったのではないでしょうか。

2021年は延期になっていた東京オリンピック開催予定ですが、昨年4月以来2度目となる緊急事態宣言が東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に出されることが決定しており、先の見えない不安が広がっています。昨年から1つの感染症によって世界中で混乱が続いていますが、1日も早く終息へ向かうために、自分にできる感染対策を徹底したいと改めて思います。

今回は日本の年中行事であるお正月についてのお話をします!何気なく大晦日やお正月という言葉を使いますが、意外と意味を知っている人は少なかったりします。お正月の意味や由来をご紹介していきます。

大晦日の意味とは?

大晦日(おおみそか)とは12月31日を指します。晦日(みそか)というのは「月が隠れる」という意味の言葉で、別名「つごもり(月隠りが転じた言葉)」とも言います。旧暦では月の満ち欠けによって暦が決まっていました。新しい月を1日として、月が隠れるのがだいたい30日だったことから、30日のことを晦日と呼ぶようになっていました。

30歳のことを“みそじ”ということからわかるように、昔から30の読み方が“みそ”だったため、30日のことを“みそか”と呼びます。

旧暦から新暦になってからは、1ヶ月が31日だったり29日までということがあるので、月の最終日が30日でなくても毎月の末日のことを「晦日」と呼び、晦日の中でも1年の締めくくりである12月31日には大を付けて「大晦日」と呼んでいるのです。

大晦日=年神様の来訪を待つ日

元旦に1年の幸福もたらす「年神様(としがみさま)」が各家庭にやって来るとされています。年神様は豊作をもたらす神で、豊作物が豊かに実り、1年食べるものに不自由することなく暮らせるように、と昔から大切に祀られてきた神様です。大晦日には年神様を迎えるために、一晩中寝ずに起きておくという「年籠り(としごもり)」という風習がありました。年神様は初日の出と共にやって来ると言われていることから生まれた風習だと考えられます。

年神様を迎えるためにお正月の準備は「正月事始め」の日とされる12月13日に行われます。この日は婚礼以外は万事に大吉とされる「鬼宿日」に当たる日なので、年神様を迎える準備にふさわしいとされているためです。

大晦日の夜の除夜の鐘、初詣、神社で罪やケガレを払う大祓え(おおはらえ)などは現在でも行われています。大晦日の年越しそばは、そばのように細く長く長寿であるようにという願いから食べられるようになりました。昔は新年を迎えると数え年で1つ年をとっていたので、大晦日の夜は年越しそばやお雑煮、お頭付きの魚など縁起の良い食事をして、1年の無事に感謝し、家族で新年をお祝いするのが決まりになっていました。昨年は例外でしたが例年だと様々な年越しイベントが行われたりするので、年越しの様子は昔とは違ってきています。

お正月の由来は?

正月とは1月1日から1月7日の松の内や1月15日の小正月までを指します。カレンダーでは元旦のみが祝日となっていますが、3日までを三箇日として事実上の祝日となっています。正月には初詣などの正月行事やおせち料理を食べて、新年を盛大にお祝いします。

元旦には「年神様」がやって来ます。1年の幸福をもたらすため各家庭にやって来る「年神様」は五穀豊穣の神様で、田の神、山の神でもあります。豊かな実りと子孫繁栄に深く関わりのある年神様は、「正月様」とも言われ大切にお迎えされます。お馴染みの「明けましておめでとうございます」という挨拶には、無事に年を越し年神様をお迎えできたよろこびと感謝の気持ちが込められているのです。

年神様をお迎えするための準備・行事は様々あり、その1つ1つに意味があります。

  • 門松
    年神様が迷わず家に来られるようにするための目印。12月28日に立てるのが良いとされています。
  • 注連縄(しめなわ)・注連飾り(しめかざり)
    年神様をお迎えする神聖な場所であるという目印。神棚、玄関、床の間などに飾られます。
  • 鏡餅
    年神様が宿る場所、依り代(よりしろ)。餅には稲の霊が宿るとされ、神様に捧げられる神聖な食べ物でした。
  • おせち料理
    年神様に供えるための供物料理。家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるようにと重箱に詰められます。
  • 祝箸(いわいばし)
    ふつうの割り箸とは違い、両端が細くなっている箸を祝箸と言います。上を神様が使い、下を人が使うとされ、神様と一緒に食事をするという「神人共食」を意味しています。
  • お年玉
    年神様から新年に授かる新しい魂のことを「年魂」といい、新年に1つ年を取ると考えられていました。年神様の御魂(みたま)が宿ったお餅を、家の長が家族に分け与える「御魂分け」が御年玉と呼ばれたことが始まりです。

正月行事は地域によっても違いがあります。自分の住んでいる地域の正月行事を調べることも非常に面白いと思います!

お正月以外にも年中行事はたくさんあります。その多くは神様や祖先に感謝することが由来となっています。日本の年中行事の由来や意味を知ると、これまで以上に行事に親近感を感じます!ぜひ皆様も調べてみてくださいね!

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