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笑いの健康効果

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、再びまん延防止等重点措置が延長されると発表されました。少なくとも14の都道府県で延長されるようです。また、ロシアが国際法を破り、ウクライナへ軍事侵攻している報道が日々されています・・・。最近見た宝塚歌劇の作品で「戦いは新たな戦いを生むだけ」というフレーズが何度も出てきました。1日も早くウクライナに、世界に平和が戻ることを祈っています。

こうも暗いニュースばかり続くと気が滅入ってしまいます。それではストレスばかり溜まってしまうので、今回は意識して笑いを日常生活に取り入れる、笑うストレス解消法のお話です!

笑う=免疫力アップ

笑うことで「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が活性化されることが分かっています。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)とは、がん細胞やウイルスを高い殺傷能力で退治する免疫細胞です。つまり、笑うと免疫力が高まり、様々な病気に対して強い体ができるということです!(参考:ヤクルト中央研究所 NK細胞)

ストレスが高い状態では、ストレスホルモンの分泌が増え、脳の温度が上がりますが、笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少し、脳の温度が下がります。つまり、笑うと自律神経のバランスが整うのです!さらに、笑うと腹式呼吸になり、大量の酸素を消費します。笑った時の酸素摂取量は、1回の深呼吸の約2倍、通常の呼吸の約3~4倍になるということです。脳に多くの酸素が取り込まれるため、脳の細胞が活性化して働きが上昇します!

笑顔は笑顔を呼ぶといいます。笑うことは周りの人にも、そして自分にとっても良いことですね!

笑いの種類は3つ

笑いには、楽しい時に出る「快の笑い」、人とのコミュニケーションの場面で出る「社交場の笑い」、緊張がゆるみ安心した時に出る「緊張緩和の笑い」の3つの種類があると言われています。健康に効果のある順番は、「緊張緩和の笑い」→「快の笑い」→「社交場の笑い」の順番だそうです。

桂枝雀さんの理論「緊張の緩和理論」もぜひ見てみてください。

笑いが病気を癒す事例

事例①
2型糖尿病患者を対象に、血糖値を測定する実験を行いました。1日目は糖尿病に関する講義を、2日目は漫才を聴いてもらうという実験です。1日目の空腹時血糖値と食後血糖値の差が平均123mg/dlだったのに対して、2日目は平均77mg/dlだったということです。

事例②
関節リウマチ患者に落語を聴いてもらい、その影響を調べたところ、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール(ヤクルト中央研究所)」の値が基準値の範囲内まで下がり、リウマチを悪化させる物質が劇的に下がったといいます。さらに体が楽になったり、痛みが軽い状態が続いたなどの成果も得ました。

事例③
男女18人を対象に、漫才や落語を見たあとのNK細胞(免疫細胞)の活性と免疫力に関わるリンパ球を調べる実験が行われました。14人のNK細胞が上昇し、免疫力のバランスを示す指標値も、ほとんどの人が正常範囲に近づいたといいます。

参考:特定非営利活動法人 日本成人病予防協会

笑いのトレーニング

①顔の筋肉をほぐす
顔には表情筋といわれる筋肉があり、この筋肉をほぐすことで笑いやすくなります。朝の洗顔時、お風呂の時などに鏡をみながらほぐしてみましょう。口を「あ・い・う・え・お」とゆっくり大きく開けてみたり、「う」の口のまま、左右に動かしてみるなどのトレーニングを毎日行うと、笑いやすい表情になってきます。

②大笑いしてみる
なんでもいいのでとりあえずお腹がよじれる程の大笑いを1分間続けてみましょう!普段あまりテレビを見ない人でも、お笑い番組やユーチューブで面白い動画などを見て、声に出して大笑いしてみましょう。

作り笑いからトレーニングを始めるのもいいですが、内面から自然に笑うトレーニングのほうが効果は高いので、面白い番組や面白かった出来事を思い出したり、話したりして自然に笑ってみましょう。

普段から笑い慣れていない人はまずはトレーニングから!日常生活に意識して笑いを取り入れ、周りに笑いを伝染させ、自分自身も笑いで健康になりましょう!!

世界中の人々が笑顔で明日を迎えられますように🌻

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