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東京オリンピック開幕!

7月23日金曜日、1年延期となっていた東京オリンピックの開会式が国立競技場で行われました!

57年振りの自国開催。コロナ禍ということもあり開催の意義が問われている中でしたが、感染対策をとって史上最多の33競技、339種目が実施されます。大会期間は8月8日までの17日間です。

参加国は北朝鮮を除いた205ヵ国・地域と難民選手団を合わせて約1万1,000人の選手が参加します。日本の選手団は史上最多の選手583人で、大会7日目にして金メダル15個、銀メダル4個、銅メダル7個を獲得しています。

日本は2004年のアテネ大会、1964年の東京大会で過去最多の16個の金メダルを獲得しています。総メダル数では、2016年のリオデジャネイロ大会で過去最多の41個を獲得しています。今年から採用された競技で日本人選手の活躍が多くみられること、日本の国技である柔道のレベルの高さなどから、現在の金メダル獲得数に至っていると思います!また、東京オリンピックが延期となっていたことで、この1年で若い選手が育ったということも考えられます。

コロナ禍で様々な試合の中止や練習場所も限られるなど、選手の方にとっても非常に苦しい1年でした。全ての選手の方が悔いのない試合ができるといいなと思います!

東京オリンピック・パラリンピックの詳しいまとめは、ヤフーのオリンピックガイドをご覧ください。

今回のオリンピックでは、これまでにないこんなシーンが見られました。

24日のなでしこジャパンとイギリスの対戦で、試合開始前、両チームの選手たちがピッチで片膝をつくポーズをされていました。

実はこれは「人種差別への抗議」を示したものなんです。

なでしこジャパンのキャプテン・熊谷選手は、イギリスの選手たちがこの行動をしたことへのリスペクトの意味を含めて、「人種差別はあってはならないと理解した上でやった」と話されていました。

同じサッカー女子では、オーストラリア代表の選手が、先住民・アボリジニの民族旗を掲げていました。また、ドイツのホッケー女子代表のキャプテンは、LGBTQの象徴であるレインボーカラーを身に付けて試合に出場していました。

今から50年以上前のメキシコオリンピックでは、表彰台でアメリカの陸上選手が黒い手袋をはめて、拳を掲げるポーズで黒人差別に抗議したことがあったのですが、ルールに反するとして大会から追放されたことがありました。

オリンピック憲章50条には「いかなる種類のデモンストレーションもあるいは政治的、宗教的、人種的プロパガンダも許可されない」と書かれています。プロパガンダとは、広く触れ知らせること、宣伝のことです。こうした表現は一切認められていなかったのです。

しかし、5年前アメリカンフットボール・NFLの選手が人種差別への抗議として、片膝ポーズをとって大きな話題となりました。去年「ブラック・ライブズ・マター」を掲げ、アメリカやヨーロッパで広がった黒人差別に対する抗議でもこの片膝ポーズが見られました。

こうした機運を受け国際オリンピック委員会(IOC)でも、選手の表現の機会を広げるための議論が行われ、オリンピック憲章のガイドラインを改訂するに至りました。

協議前などで、特定の人や国を攻撃しないこと、対戦相手の集中の妨げになるような行為をしないことなどを条件に認められるようになったのです。

社会の中で大きな発信力のあるアスリートのみなさんには、競技の活躍はもちろんですが、様々なメッセージの発信なども期待されているのではないでしょうか。

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