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大阪七福神巡り 大乗坊・大国主神社編

今回は大阪七福神巡り 大乗坊(だいじょうぼう)さん、大国主神社(おおくにぬしじんじゃ)さんをご紹介いたします!

大乗坊

大乗坊は大阪市浪速区日本橋にある高野山真言宗の寺院です。地下鉄堺筋線・千日前線「日本橋」駅下車、堺筋を南へ約400m進み、高島屋別館の向かい側の通りを西へ入るとあります。徒歩約8分程です。大乗坊では大阪七福神の金運・開運などの神である「毘沙門天(びしゃもんてん)」を祀っています。

大乗坊は堺筋沿いにある電気街の一角を曲がるとあります。何回も日本橋の電気街には来ていたのですが、今までお寺の存在には気付いていませんでした。お寺の方のお話によると、戦時中に疎開をしている間にお寺は全焼し、戦後戻ってきてみると既に誰かが家を建てて住んでいたそうです。そのため現在の大きさでの再建となったようです。大乗坊内にある灯籠や狛犬などは、戦災で残ったものを集めたもので建て直したそうです。

大乗坊の歴史

大乗坊は、元々四天王寺の東北方、牛崎という場所にあった崑崙山宝満寺の37院坊のうちの1つでした。1570年~1580年間の織田信長による石山本願寺攻め合戦に巻き込まれ、宝満寺と共に焼失しました。兵火の難から逃れるために、当時の住職の秀言律師は、頭だけ残った本尊の毘沙門天を奉じ、難波村(現在の日本橋筋)に大乗坊を再興しました。

江戸時代1751年~1764年には、6世の宝及律師が豪商である灰屋善兵衛の別荘を寺として現在地に移転しました。宝及律師の時代には、備前の池田候の帰依を受けて栄え、寺の域を拡張し、船場島ノ内商店主や堂島の米問屋の帰依や寄進によって、寺勢が大いに上がり「長町の毘沙門堂」として親しまれました。

明治以降は境内がかなり縮小されていきましたが、戦前までは人々が日本橋筋からこの寺の境内を通り抜けて、五階などに向かったそうです。現在の寺の規模からは想像もできないことです。

1945年の大阪大空襲で全焼しましたが、本尊は宝物庫に入れ、アスベストで覆い密閉していたため、本尊以下の仏像は無事でした。戦前は秘仏として60年に1度のご開帳でしたが、本堂再建後は毎年春秋に2度ご開帳されています。

日本橋は明治の中頃には五階建ての「眺望閣」などがあり、大いに賑わっていました。眺望閣が取り壊された後も「五階」という名前は残り、戦前までは古着、古道具、古本屋などが軒を並べていました。

また、本堂の入り口には数年前に発掘されたという不発弾がありました。

毘沙門天とは

毘沙門天は商売繁盛・金運財運などのご利益がある神様です。また、上杉謙信などの武将が信仰した戦いの神様としても知られています。

元は四天王という仏教を守護する神の一人です。四天王は持国天、増長天、広目天、多聞天で、毘沙門天は多聞天として表されます。毘沙門天のご利益は以下の通りです。

  • 商売繁盛
  • 金運財運向上
  • 武運長久・勝運・開運長久
  • 厄除開運など

戦いの神様として信仰された毘沙門天は、上杉謙信以外にも、武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康も毘沙門天に戦勝祈願をしたとされます。

大国主神社

大国主神社は大阪市浪速区敷津西にある神社です。地下鉄御堂筋線「大国町」下車、北西出口すぐにあります。大阪七福神の大黒天(だいこくてん)を祀っています。

大国主神社の歴史

社伝によれば、神功皇后が三韓出兵の帰りに立ち寄った際、この地に松を三本植えて素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀り、渡航安全を祈願したのが始まりです。松の木にちなんで「松本宮」と称したと言われています。中世以降は、牛頭、天王社、祇園社などの名が残りました。明治の神仏分離令によって「八坂神社」と改められています。現在の大国主神社という社名になったのは、明治20年代です。

祀られている大黒天は、大阪七福神の1人「木津の大国さん」として有名になります。また、大国主神社では毎年1月9日から11日に大国祭りが行われています。境内には大阪を大きく発展させた木津勘助の銅像と、民俗学者の折口信夫の歌碑があります。

大国主神社も近くをよく車で通っていて気になっていた神社だったので、参拝できたことを嬉しく思っています。

大黒天とは

大黒天は五穀豊穣と財福の神様です。元はインドの神様で、破壊や創造など様々な顔を持つ神でした。大黒天は「大いなる暗黒」を意味し、全てを破壊する恐ろしい姿であったとされています。現在に伝わっている大黒天の姿からは想像もつかないですね。

大黒天のご利益は以下の通りです。

  • 五穀豊穣
  • 子孫愛育
  • 出世開運
  • 商売繁盛など

今回は大乗坊さんと大国主神社さんをご紹介いたしました!

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