1. HOME
  2. ブログ
  3. 趣味
  4. 日限地蔵院と時の鐘

BLOG

ブログ

趣味

日限地蔵院と時の鐘

大阪市中央区にある日限地蔵院(ひぎりじぞういん)さんには、大阪で一番古い地蔵尊が祀られています。歴史はとても古く、聖徳太子がいた頃にはすでにあったということです。平家全盛の頃は、平清盛・重盛の守本尊として、京都の知恩院さんに数百年の間奉安されていたそうです。

その後、日限地蔵院がある釣鐘町も大空襲に遭い、焼け野原となってしまったのですが、地元の方々の協力によって現在の姿に至るとのことでした!

ここで裏話を1つ。参拝してから御朱印をお願いしたのですが、参拝客が少なかったのでお茶とお菓子をいただきました!そして願い札も頂いたので、水を掛けて祈願するのですが、その時に札がビックリするような状況になるんです!ぜひ、実際に行ってやってみてください!

アクセスは、谷町線「天満橋駅」4番出口より徒歩5分です。車の場合は、近隣の駐車場は高いので真横に駐車していいですよとのことでした。

そして、日限地蔵院のすぐ近くに時の鐘があります。松屋町筋と谷町筋の間の土佐堀通の南に「釣鐘町」という場所があるのですが、その場所に地名の通り、前衛的な形状の「釣鐘堂」がそびえているのですが、ご存知でしょうか?

歴史は江戸時代の1634年(寛永11年)まで遡ります。徳川三代将軍家光が大坂城に入られた祝賀の意を表された際に、大坂町中の地子銀(現在の固定資産税)の永代赦免が命ぜられました。その恩恵に預かった郷民たちが感謝の意を込めて釣鐘を造り、釣鐘屋敷を建てました。釣鐘は1日に12回鳴らされ、現在の天満橋から梅田あたりまで鐘の音が聞こえていたといいます。

近松門左衛門の浄瑠璃『曽根崎心中』に出てくる「暁の鐘」とは、この鐘のことだとされています。鐘楼は江戸時代を通して4度の火災に遭い、明治3年に撤去されましたが、他の地へ移転を繰り返し、昭和60年には元の釣鐘屋敷地へと戻り、現在に至っています。

モダンな建造物に吊るされた現在の鐘楼は、コンピューター制御によって朝8時と正午と日没後の1日3回、時を知らせているのです!日限地蔵院にお立ち寄りの際は、ぜひ時の鐘も合わせて見てみてください。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

カテゴリー