玉皇山弥勒寺
昨日ご紹介した花山院菩提寺さんのすぐ近くにある、玉皇山弥勒寺さん。とても気になったので立ち寄りました。簡単にご紹介いたします。
まず規模の大きさに驚きました!鳥居の右側に黄金に光る布袋様がありましたが、その大きさや輝きに度肝を抜かれました!近隣の方がいたのでお話を聞いたのですが、弥勒寺のことは知らないと仰っていました。なぜこれだけ大きな寺院があまり知られていないのか不思議でした!
玉皇山弥勒寺(ぎょっこうざんみろくてら)
玉皇山弥勒寺は兵庫県三田市尼寺にあります。鳥居を抜けるとインターホンがあり、「案内させていただきます」と書かれてありましたが、恐れ多いのでそのまま階段を上がりました。寺院内へ入ると寺院関係者の方がよくいらっしゃいました、どうぞごゆっくり見て行ってください、とお声をかけていただき、なんと丁寧なところなんだと驚きました!
中へ入っていくと、ここでは語れないくらいのド迫力!とてもすべては語れないので一部だけご紹介いたします。
玉皇山弥勒寺の概要は以下の通りです。
玉皇山弥勒寺は、すべての霊をお救いする天道の総本山です。宇宙の親神様であられますラウム様より拝命された三佛(弥勒古佛様、観音古佛様、天然古佛様)のもとであらゆる神々に守られている聖地玉皇山弥勒寺には、すべての天壇の中心となる「育元天壇」があり、八百万の神々をお祀りしています。
引用:玉皇山弥勒寺ホームページより
玉皇山弥勒寺は天道という中国、台湾の宗教の寺院です。天道は昭和のはじめから終戦期にかけて、台湾や日本に定着したと言われています。
玉皇山弥勒寺の「玉皇」は、神々の世界を統べる「玉皇大帝」からきていて、「弥勒寺」は宇宙の総理大臣である「弥勒菩薩」からきているとのことです。
寺院内には、釈迦入滅後の五十六億七千万年後に現れて衆生を救うとして知られる「弥勒菩薩」も様々な場所に建立されています。
玉皇山弥勒寺は、宗教宗派を超えて全ての神々の故郷としてお祀りしている聖地であり、個の聖地全てが玉皇山弥勒寺です、ということでした。少し難しい内容で、かなり宗教色の濃い寺院だと感じました。
七尊の弥勒大仏
玉皇山弥勒寺の見どころは山ほどあるのですが、ここでは七尊の弥勒大仏をご紹介いたします!寺院内に七尊の弥勒大仏がお祀りされているのですが、弥勒菩薩の化身であると考えられている「布袋様」の姿で祀られています。弥勒菩薩がこの世に降って私たちを救ったあと、理想世界の「弥勒の世」の到来を告げているのだということです。
観音堂
とても立派な観音堂で、前にある観音様の数に驚きました!見られたらきっと驚かれると思います。
観音堂では案内の方が横について、日本と中国のお祈りの仕方の違いなど詳しく説明していただきました。日本の礼は深くすることが礼儀なのですが、中国では礼の回数が深い礼儀ということで、三回お礼をしてお祈りしました。他にも観音堂内の説明を丁寧にしていただきました。
そして、初めて弥勒寺に来た方には無料で護摩木での祈祷をしていただけるとのことでした。護摩(ごま)とは物を焼くという意味で、ご本尊の前に護摩壇(ごまだん)を置いて、護摩木(ごまぎ)と呼ばれる木を焚き、その火によって煩悩を焼き尽くして、清らかな心になることを祈祷するものです。
御朱印については全く案内がなかったのですが、様々な説明をしていただいている間に用意していただくという形でした。いちおうご参考までに。
また、日本の四天王とは違う、増長天、持国天、五輪塔、広目天、多聞天がありました。中国様式のようで、持っている武具も全然違うようです。
ぜひ花山院さんに行かれる時には、玉皇山弥勒寺さんへも立ち寄ってみてください!
この記事へのコメントはありません。