どうなる?コロナワクチン
連日のように全国で最多の感染者数が発表されている中、昨日7日は1日あたりの数として初めて7,000人を超え、7,568人という過去最多の全国感染者数となりました。1月8日から2月7日まで東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県に緊急事態宣言が再発令され、大阪でも明日にも緊急事態宣言が政府に要請されるようです。まだまだ先の見えない状況が続きますが、1月4日の菅総理の会見でワクチン接種について具体的な日程が示されました。
接種は2月下旬までに開始
製薬会社の治験データが今月中にまとまる予定で、「安全性」「有効性」が審査され、約1ヶ月後に承認されるというスケジュールが見えてきたといいます。2月下旬までには接種開始できるように準備を進めている、と具体的なスケジュールが示されました。
日本での接種の優先順位は以下の通りです。
- 医療従事者、保健所の職員
- 高齢者
来年度中に65歳以上になる人たちのことです。 - 特定の持病がある人
呼吸器や心臓などに持病がある人のほか、肥満度を示すBMIが30以上の人もここに含まれます。
また、この3番目には高齢者に接する施設の職員も含まれます。
優先順位3番目と、その他の人たちは4月以降に各自治体から「無料クーポン」が送られてきてからの接種という流れになっています。ワクチンを打つか打たないかは1人1人の判断ということになります。
変異ウイルス流行のイギリスのワクチン接種
イギリスではワクチン接種について、次のように変更することを決定しました。
「2回接種しなければならないワクチンの、1回目と2回目の接種の間隔を広げること」
ファイザー社のワクチンは、3週間の間隔をあけて2回接種するように設計されているのですが、この間隔を「最大3ヶ月」に広げるということです。
イギリスでは感染が広がりやすいと言われている「変異ウイルス」が猛威を振るっています。このような状況の中、1回目の接種を受ける人がより多く、早く打てるようにという狙いがあるとしています。
イギリスの専門家会議では、1回目の接種だけでも高い予防効果があるとしていますが、ファイザー社は間隔を広げた場合の有効性、安全性は確認できていないと警告しているそうです。
感染者数の数が1日に5万人を超えるイギリスと日本では大きく違うので、そこまでのことを日本ではやる必要はないということです。ワクチンが行き渡るようになるまで、私たちにできる感染対策を徹底し、感染拡大を食い止めていきたいですね。
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