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日本人の2人に1人がかかると言われている“がん”のお話

3/24(水)柔道五輪金メダリストで「平成の三四郎」の異名を取った古賀稔彦さんが53歳で亡くなったと報道されました。古賀さんはがんで闘病中だったといいます。昨年の夏にがんの手術を受け静養していて、一度は快方に向かっていたのですが、24日朝に自宅で亡くなったということです。回復を祈っていた関係者に大きな悲しみが広がっています。

日本人の2人に1人ががんにかかる

日本人が生涯でがんにかかる確率(国立がん研究センター調べ)
男性 55.7%
女性 41.3%

日本人の2人に1人ががんにかかると言われています。

そして人口動態統計の概況によれば、日本人の約3人に1人はがんで亡くなっていることがわかっています。

がんは全身のあらゆる場所に発生する

がんは胃や肺、内臓、皮膚、血液や骨などにも発生します。脳腫瘍は脳にできるがん、白血病は血液のがんです。

がんはあらゆる病気の中で最も死亡率の高い病気で、長年日本人の死因の第1位を占めています。がんの恐ろしいところは初期にはほぼ自覚症状がなく、発見されたときにはすでに進行していて、治療が難しいというケースがあることです。

がんの原因

がんになる原因は、様々な研究から生活習慣要因が90%以上を占めることがわかっています。がんの中には一部遺伝性のものもあります。

  • 喫煙
    喫煙は肺がんをはじめとする様々ながんの原因となります。たばこの煙には4,000以上の化学物質が含まれ、そのうち有害物質は200以上、発がん性物質の疑いありとされているものが約60あると言われています。喉や気管支、肺などの呼吸器系の臓器だけではなく、発がん性物質のいくつかは血流に乗って運ばれ、あらゆる臓器に影響が及びます。さらに、受動喫煙で肺への発がん性があることも確実だとされています。
  • 運動習慣
    運動は生活習慣病だけでなく、がんの発症および再発を予防するといいます。軽く息がきれる有酸素運動、例えば遅めのジョギングや水泳などを1日30分~1時間おこなうことが推奨されています。
  • 食事と肥満
    塩分の摂りすぎは胃がん、野菜・果物不足は消化器系のがんや肺がん、熱すぎる食べ物や飲み物は食道がんのリスクを高めるとされています。野菜や果物などをなるべく加工されていない状態で多くとり、糖分や塩分、油の摂りすぎを減らし、肉食を減らしている人にがんの発生が少ない、ということがわかっています。

がんの予防・改善

禁煙

がんの予防でまず重要になってくるのは「禁煙」です。喫煙習慣のある人は、自分のためにも家族のためにもすぐに禁煙を実行しましょう。

食生活の見直し

塩分・糖分の摂取を控え、野菜や果物を積極的にとり、バランスの良い食事をしましょう。また、過度な飲酒はがんのリスクを高めることがわかっているので、適量を守りましょう。

運動

仕事や日常生活でよく体を動かしている人は、がんになるリスクが低いことがわかっています。日常生活において運動量を増やし、適度な運動を習慣づけましょう。ただし、激しすぎる運動はかえってがんを誘発する活性酸素を増やしてしまうことがあるので、適度な有酸素運動が推奨されています。

がんは早期発見、早期治療によって多くが治る時代だと言われています!

がん研究の進歩により、がんの多くは治癒が期待できるようになっています。しかし、がんが進行してから見つかると治療が難しい場合もあります。そこで重要なのが「がん検診」です。

がんは、万が一じゃなく二分の一(公益社団法人 日本対がん協会)
がん検診(厚生労働省ホームページ)
ぜひご参考にしてください。

また医療技術の進歩によって、近年がん患者の5年生存率は大きく改善しています。がんによる入院日数も短期間になってきています。そんな時代に合わせて医療保険は進化しています。現在加入している医療保険は、良い治療を選択できる保険かどうか、入院日数が短くなっている時代に合った保険かどうか、一度見直してみましょう!

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