マイコプラズマ肺炎が流行中
現在マイコプラズマ肺炎が全国的に流行中です。10月20日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数が、4週連続で過去最多となっているとのことです。(参考:NHKニュース マイコプラズマ肺炎 4週連続で過去最多を更新【専門家Q&Aも】)
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎とは、発熱や長引く咳などの症状が特徴で、子どもが感染することの多い感染症です。咳は1週間以上続くこともあり、肺炎が重症化し入院するケースもあります。子どもを中心に感染することが多いですが、大人も感染する可能性はあります。「普段あまり熱を出さない人が発熱する」、「乾いた咳が続く」といった症状があれば注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎の大きな流行が2016年以来で、約8年ぶりの流行だということです。マイコプラズマ肺炎は、おおむね4年ごとに流行するので、オリンピック肺炎と呼ばれていましたが、流行すると考えられていた2020年はちょうど新型コロナが出てきた時期で、感染対策がとられていたため、流行しなかったのです。約8年ぶりに流行しているため、免疫のない人が多くいることが大流行の理由のひとつだと言われています。
マイコプラズマ肺炎は、感染から発症までの潜伏期間が約2週間と長く、感染に気付いていないケースもあると考えられること、また、マイコプラズマ肺炎の流行時期が秋から冬のはじめ頃ということで、今後もしばらくは流行が続くと考えられています。
マイコプラズマ肺炎の感染対策
- 症状のある人のマスク着用
マイコプラズマ肺炎は、飛沫が主な感染経路です。症状のある人がマスクをするのが一番効果がありますが、流行している状況であれば周りの人もマスクをすることで予防に繋がります。
- 手洗いの徹底
マイコプラズマ肺炎は、短時間での感染拡大の可能性は高くないため、普段から手洗いを徹底することで予防に繋がります。
感染の疑いがあれば早めの受診を!
これまでの薬が効きにくい耐性菌に感染しているケースも確認されているそうです。耐性菌に感染していると、初めに処方された薬ではなかなか治らないことがあるので、もし2,3日薬を飲み続けても症状が良くならない場合は、再度受診し医師に相談してください。
今週に入ったあたりから急に季節が進んだような気がしております。ですが、例年に比べるとまだまだ気温は高いようです。11月~来年1月の3ヶ月予報をみると、「11月も異例の暑さ」とのことです。私たちの秋は一体どこへ行ってしまったんでしょうか・・・?そして、12月になると一気に季節が急加速するそうです。(参考:tenki.jp 11月もまだ異例の暑さ 12月は季節急加速 冬型強まり、日本海側で雪多め 3か月)
急に寒くなる前にしっかりと冬支度をしましょう!みなさま、季節の変わり目ですのでくれぐれもご自愛ください!
参考:厚生労働省ホームページ マイコプラズマ肺炎
NHKニュース マイコプラズマ肺炎 4週連続で過去最多を更新【専門家Q&Aも】
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