新型コロナウイルス 職場内クラスターを防ぐ!
増加しているクラスター
新型コロナウイルスの感染者が再び増加しており、東京都では連日100人を超える感染者数となっています。15日には小池百合子都知事が会見で、警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大していると思われる」に引き上げました。検査数は過去最多の4000件となり、16日お昼現在で280人台となるとのことです。大阪でも15日の感染者数が緊急事態宣言解除後最多の61人となり、再拡大してきていると感じます。
クラスターと呼ばれる集団感染もこのところ相次いでいます。東京新宿の劇場で発生した劇場クラスターは、15日現在で出演者、スタッフ、観客合わせて59人の感染が発表されています。都や保健所の調査では、公演中の換気が不十分であるなど、ガイドライン違反があったと指摘されています。
日本で発生した新型コロナウイルスのクラスターについて分析した論文が、アメリカ疾病対策センター(CDC)のウェブサイトに掲載されています。日本のクラスター発生場所で多いのは以下の通りです。(割合の高い順)
- 医療機関
- 介護施設
- レストラン・バー
- 職場内
- 音楽イベント・カラオケ
- ジム
病院でのクラスターも確認されていますが、夜の街でのクラスターも多数確認されています。どうしても人と人との距離が近くなってしまう場所で、クラスターが発生しています。そして、日本のクラスター発生場所4位に入っている職場内は、わたしたちの身近な場所であるので、ここでの感染リスクはなくしていかないといけません。
職場内クラスター防止のために
1人ひとりが行う感染予防について今一度確認し、実践しましょう!
・1m以上間隔をあける
飛まつによる感染を避けるために、人との距離をできるだけ1m以上間隔をあけましょう。この間隔をあけられない場合は、マスクを正しくつけて会話をしましょう。パーテーションを置いて飛まつ防止対策をとることも重要です。
・アルコール消毒をする
接触による感染を防ぐため、手洗いと手のアルコール消毒はもちろんですが、1日に全員が何度も触れる場所にもアルコール消毒をしましょう。ドアノブ、水道のレバー、スイッチ、受話器などの場所を1日1回は消毒することで、感染防止に繋がります。新型コロナウイルスに効果的な「界面活性剤入りの洗剤」を使って消毒するのがいいと言われています。
・感染者の早期発見
発熱や咳などの症状がある場合は、ためらわずに休みましょう。仮に新型コロナウイルスに感染していて、社内で広めてしまうと大変なことになります。出勤前には体調の確認をし、休暇を取りやすい体制であることが重要です。
この他にも3密(密閉、密集、密接)を避ける、昼食時などマスクを外しての会話は避けるなど、日々感染予防を意識して行動するようにしましょう!
職場内クラスター防止のためには、会社内の体制が整っていないといけません。会社内では、感染予防に努める、誰もが相談しやすい、絶対に責めないことが必要です。コロナ禍の中でも安心して働ける体制をとりましょう!
大阪府事業者の感染防止取り組み
大阪府ホームページに大阪府の事業者による感染防止の様々な取り組みが紹介されています。
元祖ぶっちぎり寿司魚心 梅田店
引用:大阪府ホームページより
・入店時
お客様の入店時には、アルコール消毒に協力をお願いしており、非接触による検温の実施により、37.5度以上の方は入店をお断りしております。
・テーブルサービス・カウンターサービス
お客様が入れ替わる都度、テーブル・カウンターに加え、メニューについても消毒を行っています。お客様との間をパーテーションで間仕切りを行い、飛沫感染の防止に取り組んでいます。
・従業員の安全衛生管理
従業員については、出勤時検温、マスク着用、手指消毒を必須とし、調理人は手袋着用を行っています。
・店舗の衛生管理
次亜塩素酸による調理器具等の定期的な消毒を行っています。
他にもスターバックスや百貨店、イオンモール、学習塾などの感染防止の取り組みを紹介しているので是非ご覧ください。
新型コロナウイルスの再拡大と大雨による被害で、日本中で不安な日々が続いています。これ以上の感染拡大を防ぐために、自分の身近な場所である職場から感染予防に取り組んでいきましょう!
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