一年の無病息災を願って
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
明日一月七日は「人日(じんじつ)の節句」という、三月三日の桃の節句、五月五日の端午の節句にならぶ五節句の一つです。七日の朝、一年の無病息災を願って七草がゆを食べる風習があります。
春の七草
せり

まだ寒い内から群生し、互いに競り合うように伸びるのがせり(芹)の名の由来だそうです。せりは、最も古くから食用とされてきた日本原産の野菜で、免疫力向上、整腸作用など様々な効果のある和ハーブです。(参考:暦生活より)
なずな

なずなは寒さのなかでも葉を放射状に地上に並べ、花茎を伸ばして花をつける準備をし、立春を過ぎ(二月四日ごろ)昼間のあたたかい日が続くようになると小さな白い花を密集して咲かせ、春の訪れを告げてくれます。香りがたかく、七草のなかで一番おいしいと言われているのが、なずなの葉だそうです。(参考:暦生活より)
ごぎょう

ごぎょうは現在ハハコグサ(母子草)と呼ばれ、日当たりの良い畑地や道端など全国でよく見られる草です。若い茎葉が食用とされ、春の七草の一つです。(参考:日本薬学会より)
はこべら

はこべらは現在ハコベと呼ばれ、ハハコグサと同様に日当たりのよい道端などでよく見られる草です。民間で古くから「薬草」として親しまれ、江戸時代には歯磨き粉として「はこべ塩」が使われていたそうです。ハハコグサと同様に若い茎葉が食用です。(参考:暦生活より)
ほとけのざ

ほとけのざは現在コオニタビラコと呼ばれており、紫の花を咲かせるホトケノザ(食用ではない!)とは全く別です。コオニタビラコはタンポポを小さくしたような姿で、やわらかい根出葉を採取して食用とします。(参考:Wikipediaより)
すずな

すずなはカブの昔の呼び方で、「鈴菜」と書きました。カブが鈴の形に似ていたこと、スズと呼ばれる金属で作られた丸い容器に似ていたことからすずなと呼ばれていたそうです。かぶは根菜類で、白く丸い部分が根と思いがちですが、実は丸い部分も胚軸(はいじく)と呼ばれる茎の一部だそうです。根は丸い部分の下に伸びている部分だけのようです。(参考:東海漬物 野菜のひみつより)
すずしろ

すずしろは大根の昔の呼び方で、「清白」と書きました。根が白く汚れのないという意味だそうです。大根は白く可憐な花を咲かせるので、花も含めて「清白」と呼んだのではないでしょうか。(参考:大根 清白・蘿蔔(すずしろ))
以上が春の七草です。
春の七草には、体に良い栄養がたくさん詰まっているだけではなく、「せり」の「競り勝つ」、「なずな」の「なでて汚れを払う」などの意味も込められています。ご家族の一年の健康と発展の願いをこめて、ぜひ七草がゆを食べてみてくださいね。お正月で疲れた胃を休めるのにピッタリですよ!
七草がゆのレシピ(カゴメ 七草がゆの作り方)
