今年の桜開花予想は
昨日2月20日の東京は、なんと最高気温が23.7度を記録し、5月中旬並みの暖かさになったそうです!例年であれば、全国的に1年のうちで最も寒さが厳しい時期ですが、今年は2月の半ばを過ぎたあたりから少し寒さが落ち着き、先週末は大阪でも日中は春のような過ごしやすい気候となりました。
そして今週にはいって雨が続いていますが、これは春の兆しである「春の雨」だと思われます!
春の雨とは、冬から春の季節の変わり目に続く雨のことで、様々な呼び方があります。
立春が過ぎ、寒が明ける頃に降る雨を「寒明けの雨(かんあけのあめ)」といい、春を感じさせる雨だそうです。今週続いている雨がまさにその寒明けの雨なのだと思います。
なんだか今年は春の気配がしてくるのが早いような気がしますが、今年の桜の開花予想はどうなるのでしょうか。
2024年桜開花予想
2月15日、ウェザーニューズが第三回桜開花予想を発表しました。
ソメイヨシノの開花が一番早いのは、東京で3月18日の予想です。その後、19日福岡、20日長崎、横浜と予想されています。西日本や東海では平年並み、その他の地域では平年より早まる予想がされています。
各地とも開花から5日~2週間ほどで満開を迎える見通しだということです。
日本の春といえば桜
日本の春の風物詩といえば桜ですよね。桜は古くから日本人に親しまれ、現代でも特別な関心が寄せられ続けられています。
古くでは奈良時代『万葉集』の和歌に桜が多く登場します。ちなみに、万葉集には現在の元号である「令和」の典拠となった梅花の宴(ばいかのうたげ)が収録されています。
桜が日本人にとって特別な存在になったのは平安時代だそうです。当時、桃や梅は貴族を中心に珍重されていたのですが、どこにでもある身近な桜を愛で、鑑賞するような流れが出てきはじめ、桜人気が徐々に高まっていったそうです。平安時代編纂の『古今和歌集』にも多くの桜が登場します。
その後、桜は西行法師や松尾芭蕉など有名な歌人・俳人に愛され、桜がどんどん日本人の間に広まっていったと考えられます。
最近のポピュラー音楽でも「桜」に関するものが本当にたくさんあります。卒業式や入学式の曲、春の出会いと別れの曲には必ずといっていいほど桜が登場するのではないでしょうか!私が個人的に胸に刺さる桜の曲は「同期の桜」です。戦争の悲壮感がある軍歌ですが、テンポは力強く、一度聴いたら忘れられない曲です。
桜の代名詞ソメイヨシノ
桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる人も多いと思います。ソメイヨシノ(染井吉野)は、エドヒガンとオオシマザクラの雑種となる栽培品種で、江戸時代末期に江戸郊外の染井村(現在の豊島区駒込)から広まったとされています。
成長が早くよく目立つ大きな花をつけることから、江戸時代にはすでに広まっていたお花見の文化も相まって、明治時代以降に全国で植えられるようになったそうです。ソメイヨシノは2つ以上の植物を接着し、新たな個体にする接木という技術で育種されるため、全国のソメイヨシノは全て同じ一本の原木からのクローンでつくられているそうです!びっくり!
日本人なら桜が好きな人は多いと思います。密になることが悪とされていた時期も過ぎ去ったので、今年はみなさまでお花見なんて予定されてみてはいかがでしょうか。花を愛でると心が豊かになりますよ!!!
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