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小1の壁とは?

皆様は「小1の壁」という問題をご存知でしょうか。

先日次のようなニュースを目にしました。

大阪府豊中市では8日から、市内すべての公立小学校で午前7時から校門を開放し、登校時間まで児童を預かる取り組みが始まりました。子どもの小学校への入学に伴い、保護者が仕事をしにくくなる『小1の壁』の不安解消が目的で、関西では初めての取り組みです。
引用:ytvニュース「小1の壁」対策で小学校の校門を午前7時から開放 8日から大阪・豊中市の公立小 関西初の取り組み

小1の「壁」というより「山脈」だというコメントも目にしましたが、小学1年生のお子さんを持つ共働き等の方にとっては大きな問題のようです。

小1の壁とは

小1の壁とは、子どもが小学校に通い始めたとき、保育園に預けていたときには出来ていた仕事と子育ての両立が難しくなることを指す言葉です。保育園や幼稚園の延長保育を利用することで共働きが出来ていたものの、小学校入学と同時に、早朝出勤や夕方以降までの勤務が難しくなり、勤務形態の変更をせざるを得ない状況になる保護者がいるという問題なのです。

豊中市の担当者は取り組みの狙いについて、「小学校に上がると同時に、保護者が勤務のシフトを見直したり、泣く泣く子供に『鍵をかけて登校してね』と言って不安をもちながら通勤されたり、場合によっては仕事を続けたくても休職するケースもある。(午前7時の校門開放によって)現在住んでいる方だけでなく、大阪府内への転居を考えている方が豊中市に住んでいただけることにつながる」と説明します。
引用:ytvニュース「小1の壁」対策で小学校の校門を午前7時から開放 8日から大阪・豊中市の公立小 関西初の取り組み

小1の壁問題が起こる原因として、小学校にあがると預けられる時間が保育園のときよりも2時間~4時間短くなることがあげられますが、豊中市ではすべての公立小学校で午前7時から校門を開放する取り組みを関西で初めてスタートさせました。豊中市によると、今年度から豊中市内すべての公立小学校で午前7時から校門を開放し、登校した児童たちは登校時間の午前8時までは体育館や多目的室などで自習をして過ごすということです。

これまでは低学年のお子さんに鍵を預けて戸締りしてね、といって出勤されていた保護者の方も、通っている小学校が朝早くから開いていると、自分で見送ってから安心して出勤できるという方も多いはずです。まさに小1の壁に対する不安を解消する取り組みだと感じました。しかし、トラブル等に対応するため教員を配置する必要があるでしょうし、教員の負担がさらに増えるという問題もあります。課題は多いと思いますが何事も行動しないと何も得られないように、共働き世帯が抱える問題に対して自治体や国が積極的に取り組んでいくことで、様々な声があげられるようになり、改善されていくのではないでしょうか。

小1の壁問題を解消するには

朝日新聞SDGsACTION!小1の壁とは?原因や問題点、乗り越える方法を具体例とあわせて紹介に、小1の壁問題を乗り越える方法として、積極的に情報収集をすることの大切さが紹介されていました。

学童保育といっても種類があり、文部科学省が運営している「放課後子ども教室」、自治体が直接運営もしくはNPOや民間に委託している「放課後児童クラブ」、民間が運営している「民間学童保育」があります。

地域によっては選択できない場合もあると思いますが、まずお住まいの地域にどんな学童保育があるのか調べることが大切です。

他にも、制度がある場合に限られますが、在宅勤務の選択をする、不要な残業はやめるなど、これまでの仕事のあり方を考え直すこともあげられていました。コロナ禍以降、在宅勤務を選択できる企業が増えたことで、仕事の仕方を見直すご家庭もあるのではないでしょうか。

少しでも負担を減らすためには、家族、その他周りの協力が不可欠です。今回は小1の壁を取り上げましたが、子どもが大きくなるにつれ、悩みや問題は尽きないと思います。子どもとの時間を大切に、問題は抱え込まず相談できるような環境でいていただきたいと思います。

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