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ゴールデンウイーク 祝日の意味

早いもので4月も最終週となりました。気温が徐々に上昇していて暑いくらいの日もありますね。4月27日からゴールデンウイークという方も多いかもしれませんが、5月は3日・4日・5日・6日と国民の祝日が続きます。近畿の2週間天気予報(日本気象協会 ゴールデンウイークの天気2024)をみると、前半は曇りや雨の予報の日がありますが、2日から5日まではお天気に恵まれそうです。連休の方もお仕事の方もどうぞご安全に過ごされてください!

5月3日は憲法記念日

日本国憲法・憲法記念日のイラスト

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として、昭和23年に制定された国民の祝日のひとつです。日本国憲法は昭和21年11月3日に公布され、翌年の昭和22年5月3日に施行されました。憲法記念日を5月3日にするか、11月3日にするかは相当話し合われたそうです。

5月4日はみどりの日

森の中を歩く人達のイラスト

「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」日として、平成元年に制定された国民の祝日です。もともと、天皇誕生日の4月29日がみどりの日とされていましたが、平成17年の法改正により平成19年から4月29日を昭和の日とし、みどりの日が5月4日に変更されました。これは、みどりの日の意義にかんがみて、青葉若葉の時節でもあるゴールデンウイークの期間の5月4日にみどりの日としたということです。

5月5日はこどもの日

鯉のぼりに乗っている子供達のイラスト

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として、昭和23年に制定された国民の祝日です。古くから5月5日は、男の子の健やかな成長や幸せを祈って祝う端午の節句の日でもあります。端午の節句のイメージが強いので、こどもの日は男の子どもの日と思ってしまうかもしれませんが、こどもの日は男の子だけが対象ということではありません。こどものお祝いと、母に対する感謝の日でもあるのです。

端午の節句は日本の年中行事のひとつで、現在は男の子の成長や出世を祈る祝いの日ですが、もともとは男の子に特化した祝いの日ではなく、災いや病魔を祓う(はらう)行事でした。端午の節句の日には、菖蒲(しょうぶ)やよもぎで門を飾り、菖蒲の根や葉を入れて沸かすお湯に入る菖蒲湯などの風習が広まり、菖蒲が武士の言葉や刀に似ていることから、江戸時代にはだんだんと男の子の行事になっていったということです。

菖蒲湯(ウィキペディアより菖蒲湯

改めて国民の祝日の意味を知ると、そうだったんだ!という気付きに繋がります。こどもの日が母親の感謝の日でもあるということは初めて知りました!

大東市の有名な野崎まいり

大東市ホームページ エエトコ!だいとうより2024年 のざきまいり

ちなみに大東市には有名な「野崎まいり」という行事があります。5月1日から8日にかけて慈眼寺の観音さんにお参りするという、元禄時代から300年以上も続いている行事です。昔は大阪市内から野崎観音まで屋形船が出ていて、気軽にお参りができるということで人気を博していたそうです。「野崎参りは 屋形船でまいろ」という歌い出しの野崎小唄が有名ですね。

民俗学を学んでいたときに知った野崎まいりについて伝わる俗信として、「野崎まいりに行く途中、船で行く人と陸で行く人で罵り(ののしり)合って競り勝てば一年の幸を得られた」という変な?面白い話があります。本当かどうかはさておき、野崎まいりの歴史が感じられる話だなと思ってずっと覚えていたので、ここで共有させていただきました!

4月は新年度ということで環境が変わった方も多いと思います。緊張状態が続いていた方は長期休暇でしっかりと心と体を休めて、体調を崩されないようにしてくださいね。

参考:内閣府各「国民の祝日」について
ウイキペディア端午

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