1. HOME
  2. ブログ
  3. 健康
  4. 職場の熱中症対策が義務化へ!
BLOG

ブログ

健康

職場の熱中症対策が義務化へ!

昨日(7月30日)、兵庫県柏原で国内歴代最高気温となる41.2℃が観測されました🌞🌞命にかかわるような危険な暑さが毎日続いていますね。皆様!熱中症には厳重に警戒してください!

職場の熱中症対策が義務化

近年、熱中症による死亡災害が多数発生していることから、労働安全衛生規則が改正され、今年の6月1日から職場の熱中症対策が罰則付きで義務化されています。※全ての企業で義務づけられているわけではなく、熱中症対策が義務づけられる作業を実施する企業において、義務化となっています。

対象となる作業は、「WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上の環境」で、「連続1時間以上または1日4時間以上の実施」が見込まれる作業です。建設業や警備業、工場や倉庫での作業、外回りの営業など、多くの業種が対象となるでしょう。

土方・鳶職のイラスト重い荷物を運ぶ作業員のイラスト(男性)

企業に求められる対策は、①報告体制の整備②実施手順の作成③関係者への周知です。

①報告体制の整備では、熱中症が疑われる人を見つけ、報告する体制の整備と周知をします。熱中症は早期発見することで被害が抑えられます。作業現場を定期的に見回って、熱中症が疑われる作業者がいないか確認する、現場と管理者の間で、異常がないか定期的に連絡を取り合う、ウェアラブルデバイス等で体温や心拍数を測定できる機器を利用するなど、熱中症のおそれがある人を見つけ、把握しやすい体制を整えます。

②実施手順の作成~③関係者への周知では、熱中症のおそれがある作業者を把握してから、迅速かつ的確な判断をとるための手順を周知します。まずは作業を中断させ、体を冷やし、症状によっては医療機関へ搬送し、重篤化を防止します。事業場ごとに緊急連絡網、緊急搬送先を周知しておきましょう。熱中症は体調や持病によっても影響を受けるため、熱中症のおそれのある作業に従事する全ての関係者へ周知が必要です。朝礼や社内掲示板などを活用し、熱中症対策の周知に努めましょう。

基本的な考え方は、「見つける」「判断する」「対処する」です!

厚生労働省 職場における熱中症対策の強化についてをご覧ください。

基本的な熱中症対策

  • こまめな水分補給
    喉が渇いてから水分をとるのではなく、室内、屋外に関わらずこまめに水分補給をしましょう。汗をかいた後は、塩分や糖分がとれるスポーツドリンクを飲みましょう!
  • 睡眠をとる
    睡眠不足の状態では、体温調節機能が低下することから、熱中症のリスクが高まってしまいます。睡眠をしっかりとり、疲れをとることで熱中症予防になります。
  • 日差しを避ける
    日傘や帽子などで直射日光を避けましょう。
  • 冷却グッズを正しく使う
    冷却シートや冷たいタオルなどを使って、首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと効率的に体を冷やすことができます。

ハンディファンを使う人のイラスト(男性)

上の画像のような、どこでも使える持ち運べる扇風機として人気のハンディファンですが、気温が35度以上の場所で使うと、ただ熱風を浴びることになるので大変危険なんです!知らずに使うと逆に熱中症になってしまうので、冷却グッズは正しく使いましょう!!

参考:一般財団法人日本気象協会 熱中症ゼロへ 熱中症の予防・対策
関東百貨店健康保険組合 けんぽだより ちゃんと寝ていますか?睡眠不足は熱中症になりやすいです

関連記事

カテゴリー