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コロナのワクチン開発はどうなっている?

新型コロナウイルス感染症の流行が世界的にとどまることを知らず、感染拡大が続いています。コロナの世界での感染者数ですが、累計で2千100万人以上、死者数は77万人以上(8月20日時点)となっています。日本においても東京大阪など都市部を中心に感染者が増加しており、大阪では重症患者数が過去最多となるなど、心配な状況となっています。

現在のワクチン開発は?

コロナの治療薬やワクチンの開発の動向が気になるところです。一般的にワクチン実用化には5年~10年以上かかります。ですがコロナに関してはパンデミックに対処するため、通常とは異なるワクチン開発が認められています。

現在、世界で開発されているコロナ向けのワクチンは100種以上あり、そのうち実際に人に接種して臨床試験に入っているものは10種ほどだそうです。異例のスピードで臨床実験の最終段階に入っているものもありますが、まだハードルは高いといいます。

日本では塩野義製薬などでワクチン開発が進められています。以下、塩野義製薬株式会社ホームページより、コロナワクチン開発の取り組みについて抜粋いたします。

塩野義製薬株式会社は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の世界的な蔓延による社会の混乱が続く中、医薬品の安定供給に努めるとともに、感染症を重点疾患領域に掲げる製薬企業として、公的機関やアカデミア、パートナー企業と連携し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬やワクチンの開発などに鋭意取り組んでおります。

1.ワクチン開発に向けた取り組み
当社が開発中のワクチンは、グループ会社のUMNファーマが有するBEVS注1を活用した遺伝子組換えタンパクワクチンです。現在、タンパク抗原候補の製法検討や分析法の設定等に取り組むとともに、共同研究先である国立感染症研究所において抗原候補およびワクチンに添加されるアジュバント注2候補の免疫原性試験が開始されております。

注1 Baculovirus Expression Vector System:昆虫細胞などを用いたタンパク発現技術
注2 免疫を活性化させ、ワクチンの効果を補強する物質

引用:塩野義製薬株式会社ホームページより

また、大阪大学とバイオ企業のアンジェス社が共同で7月よりワクチン開発を開始しています。大阪市立大学医学部付属病院において、健康成人の志願者を対象に行っているとのことです。

慶應義塾大学、東京医科歯科大学、大阪大学などが「コロナ制圧タスクフォース」という共同研究グループを立ち上げ、コロナが重症化するメカニズムの解明や、有効なワクチン開発を進めています。

コロナの治療薬は?

現在コロナの治療薬も開発が進められています。現在使われている治療薬は以下の2つです。

  • ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬
  • 重症化によって生じる「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)」を改善するための薬剤

コロナの治療薬として期待がされている薬として「アビガン」があります。アビガンは新型インフルエンザの治療薬として20年以上前に開発されたものです。3月に中国でコロナに対して有効性が確認されたとして、注目が集まりました。しかし、日本においての臨床実験では有効性が確認されていません。

また、新たに「アクテムラ」という薬が治療薬の候補として注目され、中外製薬株式会社による臨床実験も開始されています。以下に中外製薬株式会社ホームページにあるアクテムラについての詳細を抜粋いたします。

アクテムラは、炎症性サイトカインの一種であるIL-6の作用を阻害する働きを持つ、当社創製の国産初の抗体医薬品です。国内では2005年6月に販売を開始し、点滴静注製剤では関節リウマチをはじめ6つの適応症(キャッスルマン病、関節リウマチ、全身型若年性特発性関節炎(sJIA)、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pJIA)、腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群、成人スチル病)、皮下注製剤では3つの適応症(関節リウマチ、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎)で承認を取得しています。現在、世界110か国以上で承認されています。

引用:中外製薬株式会社ホームページより

日本においても多くの大学や大手企業によって、ワクチンや治療薬の開発が急ピッチで進められています。世界的に感染拡大が止まりませんが、安全性を犠牲にすることなく進められることを願います。どんな人でも安全に使える薬やワクチンができるまでは、感染拡大させないために自分たちに出来ることをやっていきましょう!

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