1. HOME
  2. ブログ
  3. 防災
  4. 気になる台風10号

BLOG

ブログ

防災

気になる台風10号

8月29日現在、強い台風10号は鹿児島県に上陸しています。九州北部に北上を続け、その後進路を東よりに変えて、31日土曜日にかけて西日本を東へ進んでくる予想となっています。今の段階では、31日から9月1日頃にかけて、大阪府に最も接近するおそれがあるということです。しかし、予報には幅があり、台風の時速が遅いため、2日にかけて近畿地方を北上するという予報となっています。最新の台風情報にご注意ください。

今回の台風10号は、動きが非常に遅くノロノロと進んでいるため、現在九州を中心に影響が長引いています。進みが遅いため予報が不確実になり、台風の予報円が大きくなっている状況です。これほど動きがよめない台風はかつてあったのでしょうか・・?

台風10号の速度が遅い理由

鹿児島に上陸した時点で最強クラスの台風といわれた台風10号ですが、移動速度は1時間におよそ15キロと、自転車程度の速度で移動しています。なぜこんなにも速度が遅いのでしょうか。

台風10号の速度が遅い理由は、「2つの高気圧に挟まれ偏西風に乗れないため」です。今回初めて知りましたが、台風は自分で動けないので、まわりの風に流されて動くのだそうです。現在、太平洋高気圧とチベット高気圧に台風10号が挟まれていて、偏西風が南下できずに北のほうにあるため台風を迎えにいけず、台風は風に乗れず、という状況が速度の遅い理由のようです。

この遅い台風の影響で九州では大雨が続き、一時は台風の特別警報が出されていました。台風による特別警報は2022年の台風14号以来でした。

特別警報とは、大災害が起こるおそれがあるときに、住民の皆さんに最大限の警戒を呼びかけるもので、特別警報が発表された場合は、お住まいの地域でこれまで経験したことのないような非常に危険な状況にあります。ただちに市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとる必要があります。特別警報がでなくても災害が発生する場合があるので、特別警報がでるのを待つのではなく、現在出ている警報注意報などに注意しましょう。

5段階の警報レベル

みなさま。くれぐれもご注意いただき、安全最優先で過ごしましょう!

参考:【台風10号】「最強クラス」台風が上陸!なぜ動き遅い?特別警報が出たらどうすればいい?気象予報士解説

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

カテゴリー