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二十四節気 寒露(かんろ)

日本には春・夏・秋・冬の四季がありますが、四季よりさらに細かく季節を表す名前があります。それは二十四節気と七十二候です。

二十四節気・七十二候とは

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を半月ごとの24の季節に分け、季節の変化を示したものです。二十四節気をさらに約5日おき、72の季節に分けて示したものを、七十二候(しちじゅうにこう)といいます。それぞれに美しい名前が付けられており、季節によって習わしもあります。

10月8日~10月22日頃は、二十四節気の「寒露」に当たります。

二十四節気 寒露(かんろ)

寒露とは、晩秋から初冬にかけての露のことで、二十四節気の10月8日~10月22日頃までのことをいいます。本格的な秋が到来し、朝晩の冷え込みが厳しくなる頃ですが、空気がカラッと澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。月が美しく輝く時期でもあります。また、農家では収穫時期に当たるので多忙を極める頃になります。

七十二候 鴻雁来(こうがんきたる)

10月8日~10月12日頃を、初候 鴻雁来といいます。この時期は、ツバメと入れ違いに雁(がん/かり)が北から渡ってくる頃です。雁とはカモ科の水鳥で、カモより大きくハクチョウより小さい一群の総称のことです。

雁は日本で冬を過ごし、春になって暖かくなるとシベリアの方に帰っていきます。毎年、初めに訪れる雁のことを初雁(はつかり)と呼んでいます。

七十二候 菊花開(きくのはなひらく)

10月13日~10月17日頃を、次候 菊花開といいます。この時期は菊の花が咲く頃です。各地で菊の展示や菊祭りなどが行われます。

大阪 枚方市では「ひらかた菊フェスティバル2020」が開催されます。枚方市の花として指定されている菊を、市内外に広く発信するために行われ、「ひらかた菊花展」「市民菊人形展」などが「ひらかた菊フェスティバル」と総称されています。

◎開催期間:令和2年10月28日~11月16日
◎開催場所:枚方市役所周辺、ニッペパーク岡東中央、市民の森、枚方宿地区など

枚方市ホームページより令和2年市民菊人形展

今年は大河ドラマ『麒麟がくる』をテーマに制作された菊人形が展示されるそうです。展示場所は以下の通りです。

・枚方市役所別館北側(光秀の家族、本能寺の変)
・枚方市駅2階コンコース(熙子の黒髪)
・市民の森(仲睦まじい光秀・熙子)
・ニッペパーク岡東中央(大井川の渡し)

七十二候 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

10月18日~10月22日頃を、末候 蟋蟀在戸といいます。この時期は夏から冬にかけて見られる蟋蟀(こおろぎ)が、鈴のような音色で鳴く頃です。

昔は蟋蟀(こおろぎ)と書いてキリギリスと呼んでいました。リーンリーン、チンチロリンなど、鈴の音のように鳴く蟋蟀のことをキリギリスと呼んでいたので、今のギーッチョンと機織りのように鳴くキリギリスのことは指していません。

旬のもの

  • 栗(果物)
    国産の栗は、大きくて風味がよいといいます。ゆで栗や蒸し栗、栗ご飯などがオススメです。
  • はたはた(魚)
    秋田県の県魚で、主に日本海側で食用とされています。ブリコと呼ばれる魚卵は、甘味が濃縮されねっとりと濃厚です。煮魚、焼き魚、味噌漬け、干物などにされています。
  • チンゲン菜(野菜)
    ミネラル豊富な緑黄色野菜です。原産地は中国で、3000年も昔から食べられていたので、多くの中華料理に使われています。
  • ざくろ(果物)
    6月~7月に花を咲かせるざくろは、10月が食べ頃です。国産のざくろは酸味が強いので、輸入物のざくろがオススメです。国産のざくろは、シャーベットやトッピングなどにオススメです。

スポーツの日

また、国民の祝日として体育の日改め「スポーツの日」があります。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。1964年の東京オリンピック開会式が行われた日として、10月10日が体育の日でした。2000年より10月第2月曜日となっています。

2020年には体育の日から「スポーツの日」として改称されました。東京オリンピック開催の前後を祝日とするため、2020年に限って7月24日がスポーツの日でした。2021年からは10月の第2月曜日がスポーツの日となります。

次の二十四節気は、10月23日~11月6日頃の霜降(そうこう)です。またご紹介いたします!

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