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ヘッドホン難聴

皆様は普段ヘッドホン、イヤホンを使われますか?Bluetoothにつなぐ無線のイヤホンが主流になり、最近では耳をふさがない骨伝導イヤホンも流行っていますよね。音楽を聴いたり、オンライン会議や通話などでイヤホンを長時間使う方は、「ヘッドホン難聴」にご注意ください!!

完全無線イヤホンを使う人のイラスト

ヘッドホン難聴とは

ヘッドホンやイヤホンで大きな音を長時間連続して聞き続けることによって、聞こえにくくなったり、耳鳴りや、耳が詰まった感じがすることを、ヘッドホン難聴あるいはイヤホン難聴(正式には「音響性難聴」)といいます。大きな音にさらされることで内耳の細胞が損傷し、知らず知らずのうちに進行し、聴力が低下するという発症のメカニズムです。いったん聴力が失われると回復が難しく、治療薬はまだないそうです。

加齢性難聴や先天性難聴とは違い、ヘッドホン難聴は10代~30代の若い世代でも発症する可能性が高く、本人が気付かないうちに徐々に聴力が低下する特徴があります。今のところ治療薬がないため、予防が何より大切なんです!

ヘッドホン難聴の症状

特に高音域の音が聞こえにくくなることが、代表的な初期症状です。鳥のさえずり、電話の着信音、女性の高い声などが聞き取りにくくなり、テレビなどの音量を以前よりも大きくしないと聞こえない、などが初期症状の例です。

症状が進行すると、耳鳴りやめまいが頻繁に起こるようになります。ヘッドホンやイヤホンを使用したあとに、長時間耳鳴りなどの症状が現れることもあります。高音域の音だけでなく、低音域の音も聞こえにくくなり、普段の会話にも支障がでるようになります。聞こえにくいだけでなく、耳が詰まったような感覚で、耳に水が入ったような不快感もともないます。関連症状として、集中力の低下や頭痛なども報告されています。

お仕事でイヤホンを長時間使うことがある方や、大音量でイヤホンを使っている自覚のある方は特に、定期的に自分の聴力の状態を確認してみましょう。

・テレビや音楽の音量を以前より大きくしないと聞こえなくなった
・呼ばれても気付かないことが増えた
・電話での会話が聞き取りにくくなった
・耳鳴りが頻繫に起こる
・耳が詰まった感覚が続くなど

当てはまる方は要注意かもしれません。精密な検査を受けることが、適切な治療につながります。早期発見、早期治療により、症状の進行をおさえられる可能性があります。

ヘッドホン難聴にならないために

・ヘッドホン難聴にならないために、可能な限り音を小さくしましょう。 WHOの推奨する限度は、大人は80dB以下、子供は75dB以下で、1週間に最大40時間とされています。

・遮音性の高いヘッドホン、イヤホンを使うことで、音量の上げすぎ予防になります。

・使用時間を管理して、長時間使用にならないようにしましょう。

・少なくとも、1時間に1回、10分程度耳を休ませましょう。

参考:厚生労働省 健康づくりサポートネット あなたにもヘッドホン難聴のリスクあり!
ヤマダ電機 ヘッドホン難聴になっていませんか?聴力チェックと予防法を解説

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