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義援金と支援金の違い

元旦に発生した能登半島地震により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

地震発生から今日で10日が経ち、今日の時点で石川県での死者は203人、安否不明者は68人です。石川県では、地震後に身体的負担が原因で亡くなったとみられる災害関連死が7人確認されています。大規模な火災が発生した石川県・輪島市朝市通りでは、約200棟が焼失し、消防・自衛隊・警察200人以上の態勢で安否不明者の捜索が始まっています。

避難所では、新型コロナやインフルエンザの感染や、寒さによる低体温症が懸念されています。とある避難所では、ノロウイルスの感染が約30件報告されているとのことです。被災者の方々が1日も早く暖かい場所で安らげますよう、心よりお祈りいたしております。

少しでも役に立ちたいという思いから寄付をお考えの方もいると思います。ここでは寄付先の「支援金」「義援金」の違いをお伝えします。

インフォグラフィック:支援金と義援金の違い ちゃんと理解する。ちゃんと支える。支援金と義援金の違いをしっかりと把握して寄付しよう! 支援金とは、あなたが応援したい団体、関心がある分野の団体を自分で選んで寄付し、被災地の支援に役立ててもらうお金のこと。支援金は、支援活動する機関・団体をあなたが応援し、団体を通じて被災者の支援に役立てられる。義援金とは、被災者の方々へ、お悔やみや応援の気持ちをこめて贈るお金のこと。赤十字・赤い羽共同募金・自治体・テレビ局などが受け付ける。義援金は、あなたが被災者に対して、見舞金などを通して直接的な支援を行う。 1.使われ方:支援金は被災地での救命・復旧活動に使われる。各機関やNPO、ボランティア団体の判断により、人命救助やインフラ整備などの復旧活動に速やかに役立てられる。義援金は、被災地での救命・復旧活動には使われない。義援金は被災者に分配されるもので、ボランティア団体や行政がおこなう復興事業や緊急支援には使われない。 2.公平な配分:支援金は支援団体が使い道を決定する。支援金の使い道は支援先団体に任せることになる。各団体ごとに支援金の使途や収支の報告を行って透明性を確保している。義援金は、被災者に公平に配分される。義援金は被災した都道府県が設置した義援金配分委員会によって、寄付金の100%が公平・平等に被災者に配布される。 3.被災地に届くまで:支援金は被災地にすぐに届く。支援金は被災地からのニーズに対して、各機関や団体が各自の判断と責任において柔軟に使用できるので、すぐに活用される。義援金は被災地に届くまで時間が掛かる。義援金は被災者数などの正確な情報を把握した後に均等に分配される。配布作業も混乱する被災自治体が担当するため負担が大きい。

日本財団ホームページ「支援金と義援金の違い」より

支援金

支援金とは、各団体の活動を支えるために使われるお金のことで、主に被災地での救命・復旧活動に速やかに役立てられます。支援金の使い道は各団体が決定し、団体各自の判断で柔軟に使用できるので速やかに活用されます。

義援金

義援金とは、被災者の方に直接・公平に届けられるお金のことで、お悔やみや応援の気持ちで送られます。日本赤十字社や自治体などが受付し、被災者に公平に分配されるので、使用までには時間がかかります。

支援金は救命・復旧のためすぐに活用されるお金で、義援金は被災者の方に直接渡せますが時間はかかってしまう、ということを知り、寄付をお考えの際にはどちらがいいかしっかり判断できるようにしましょう。

石川県で受付が始まっている主な寄付先は以下の通りです。

石川県・義援金
・北國銀行県庁支店(普通)28593
・ゆうちょ銀行 00100-8-452361
・日本赤十字社石川県支部 北國銀行 県庁支店(普通)28580
・石川県共同募金会 北國銀行 県庁支店(普通)28600

詳しくは石川県のホームページをこちらからご確認ください。

新年から能登半島地震、羽田空港での痛ましい衝突事故など、心痛むニュースが続いています。日頃から大災害への備えが出来ているか、今一度確認しましょう。

日本は地震大国です。ここの地域は安全だと考えず、どうかご自身や大切な方を守るため出来うる備えをしましょう。

2024年が皆様にとって少しでも実りある一年になりますよう、心よりお祈りいたしております。
本年も株式会社Axisを宜しくお願い申し上げます。

参考:
NHKニュース 能登半島地震 現地に支援届けるには 寄付先や注意点は
【能登半島地震から10日目】死者203人・安否不明68人…災害関連死も7人に 朝市通りの捜索で人骨のようなもの見つかる
避難所で感染症相次ぐ 新型コロナやノロウイルス 識者「体調悪ければ申告を」・能登地震

 

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