今日から3月!
早いもので3月がスタートしました!朝晩はかなり冷えますが、春がすぐそこまでやってきているのを感じます。
3月といえば皆様は何を思い浮かべますか?梅が見頃を迎えるのでお花見だったり、学校の卒業式や、猛威をふるいはじめた花粉など、皆様それぞれだと思います。3月といえば忘れてはならないのが、13年前に発生した東日本大震災です。東北地方を中心に未曾有の被害がもたらされました。
今年の1月1日には能登半島地震が発生し、今なお大変な状況におかれている人がたくさんいます。そして、心配なことに昨日からは千葉県東方沖で大きめの地震が多発しています。今年はこれまで以上に防災、減災の意識を高める1年にする必要がありそうです。
個人で出来る減災のための取り組み
国の地震調査委員会の「全国地震動予測地図」では、2020年から30年間の間に震度6弱以上の揺れが起きる確率として、石川県の大部分で「0.1%~3%未満」とされていました。しかし、今年の1月1日にあれだけ大きな地震が石川県で発生しています。日本は地震大国ですので、もはやいつどこで大地震が起こっても不思議ではないのです。そのため一人一人の防災・減災の意識を高め、災害を他人事としてとらえないことが大切です!
1月に南海トラフ巨大地震についてブログをあげています。ぜひ。
減災の取り組み①自助・共助
災害を人間の力で食い止めることは不可能です。しかし、災害が起こった時に被害を少しでも少なくすることは可能です。そのために大切なことは「自助(じじょ)」と「共助(きょうじょ)」です。自助とは、自分の身は自分で守るということ。共助とは、地域や身近にいる人同士が助け合うということです。普段からご近所同士で声掛けを行う、家族でもしもの時の話をしておくことが、災害に備えることにつながるのです。地域の危険な場所を知るために、ハザードマップの確認は必ずしておきましょう。
減災の取り組み②家具の固定
今年の能登半島地震でも家具の下敷きになった被害が報告されていましたが、東京都防災会議の「首都直下地震による被害想定」によると、約16万人の想定負傷者のうち、34.2%(約 54,500人)の人々が「家具類の転倒・落下」によって負傷するだろうとされているそうです。(参考:内閣府「減災のてびき」平成21年3月)最近では100均などでも家具を固定するためのグッズが販売されているので、固定具を付けられるものには付ける、家具を安全な配置にするなど、工夫しましょう。
室内にいるときに大地震が発生した場合、どのような事態になるのか想像してみましょう。
大地震の場合、テレビやタンスがあなたの上に倒れてくるかもしれません。窓ガラスや食器棚に入っている食器類が飛び、素足では危なくて歩けなくなるかもしれません。ドアが塞がれ外へ出られなくなるかもしれません。
なるべく危険な状態を回避するために、揺れを感じたらドアを開ける、常にスリッパ等を部屋に置いておくことが減災につながります。大きい家具は固定するようにしましょう。固定方法は内閣府の減災のてびき等を参考にしてみてください。
減災の取り組み③日頃から備える
減災のためにはまず自分の身を守る行動をします。その次に速やかに避難ができるよう、ズック靴、軍手、レインコート、LEDライトなどを日頃から準備しておきましょう。その他にティッシュやトイレットペーパー、ラップ、アルミホイル、大型ゴミ袋、水のペットボトルなどは、ある程度の量を蓄え、古い方から使い、日常生活で買い足していくようにしましょう。
また、安否確認の方法は家族や職場で共有し、知っておきましょう。内閣府の減災のてびきにわかりやすい安否確認方法がありました。
大阪でもいつ大地震が発生するかわかりません。まだ数年前の大阪北部地震の記憶が新しいところです。他人事とは思わず、防災・減災の意識を持っていきましょう!皆様の安全をいつも祈っています!
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