コロナ感染拡大が止まらず 3度目の緊急事態宣言発令へ・・・
新型コロナウイルスの国内感染者が前の週から2万7,800人増え、21日現在で国内感染者数4万5千68人となっています。累計感染者数は20日現在で54万2千256人です。1週間の感染者数が7週連続で前の週を上回り、死者数は20日現在で9千723人となりました。
感染の拡大が止まるどころか全国的に急拡大している状況の中、「まん延防止等重点措置」の適用地域がどんどん増え、20日には大阪・東京・兵庫に「緊急事態宣言」を発令する方向で調整していると報道されました。21日には京都も緊急事態宣言の要請を出しました。
3度目となる緊急事態宣言
緊急事態宣言が発令されると今回で3回目となります。大阪府の吉村知事は「より厳しくて強い措置が必要。ずっとではなく強い対策を集中してやるべき」と述べました。時短要請だけでなく、休業要請を出すことも議論されているようです。21日15時現在では、大阪の緊急事態宣言がいつからいつまでで検討されているのかは発表されていません。
ここまで感染が急拡大したのには、感染力の強い「変異株」の流行にあります。大阪府内で流行しているのはイギリス型の変異株で、感染力が強く、重症化までのスピードも従来のウイルスよりも早いと言われています。
緊急事態宣言を出すことで感染の急拡大を抑え込もうということですが、現在流行している変異株は特に感染力が強いので、政府の素早い対応が求められます。
医療現場のひっ迫
20日現在、大阪府の重症病床使用率は99.2%です。
現在の府内の病院は重症病床確保のため、入院が必要な人の受け入れ等が出来ない、また看護師の不足などで医療の「ひっ迫」状態にあります。重症病床だけでなく、軽症・中等症患者の病床も全く余裕のない状況です。
この状況を「医療崩壊」と言ってもいいという声も出ています。
医療現場へ看護師などを広い地域から派遣し、医療現場を守るために緊急事態宣言が出されると思います。
大切な命を守るために、感染リスクが高いとされる行動は辞め、感染予防対策の徹底を心掛けましょう。
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