1. HOME
  2. ブログ
  3. 情報通信
  4. 戸籍法改正へ

BLOG

ブログ

情報通信

戸籍法改正へ

ベネッセコーポレーションの『たまごクラブ』『ひよこクラブ』が赤ちゃんの名前ランキングを毎年発表しています。2021年の名前全体ランキングを見ると、男の子が「蓮(れん)」、女の子が「陽葵(ひまり)」「紬(つむぎ)」でした。

引用:ベネッセ たまひよ

男女ともに変化や目新しさよりも、堅実さや安心感のある名前が選ばれる傾向が強くなっている、とのことです。

近年「キラキラネーム」と呼ばれる個性的な名前など、表記や読み方が多様化する中、戸籍の氏名に読み仮名を付けるための戸籍法改正に向け、法制審議会が中間試案をまとめました。

現在の戸籍の氏名には読み仮名はなく、漢字のみの記載となっています。行政手続きなどのデジタル化が進められる中、戸籍の氏名に読みがないため、データベースとして活用する時に、検索が難しいなどの課題が指摘されていて、政府は読み仮名を付ける法制化に向けて検討しています。

そこで議論になっているのが、「キラキラネーム」と呼ばれる名前の表記・読み方をどの程度まで自由に認めるか、です。中間試案では以下の3つの案が示されました。

案①
規定を設けず、権利の乱用、公序良俗に反するケースを除き認める

案②
音読み・訓読みができたり、慣用で読める、あるいは漢字の意味と関連があれば認める

案③
音読み・訓読みができたり、慣用で読める、あるいは正当な理由があれば認める

案①が最も認める範囲が広く、案②が最も狭くなっています。いずれの案の場合でも「キラキラネーム」は幅広く認められる見通しです。

たとえば、「大空」を「すかい」、「騎士」を「ないと」、「海」を「まりん」と読むのは、漢字の意味と関連していることから、認められるとしています。面白いのが「光宙」を「ぴかちゅう」と読ませるものも、漢字の意味や読みから連想されるので認められる可能性があるそうです。

一方で、「一郎」と書いて「たろう」と読ませたり、「高」と書いて漢字の意味とは逆の「ひくし」と読ませたりするケースは一般的に誤って読まれる恐れがあるとして、認められない可能性があるとしています。誰がそんなややこしい名前を付けるかと思いますが、様々な想定をしないといけないのでしょうね!

最後に、絶対読めないキラキラネームランキングがgooランキングにありましたのでご紹介します。

1位 男(あだむ)
2位 心姫(はあと)
3位 紅葉(めいぷる)
4位 桃花(ぴんく)
5位 夢姫(ぷりん)
6位 天音(そぷら)
7位 奏夢(りずむ)
8位 愛翔(らぶは)
9位 愛羅(てぃあら)
10位 一心(ぴゅあ)

名前は親御さんの「このような人になってほしい」「こういう人生を歩んでほしい」などの願いが込められるものです。どのような名前でも一生モノで大切なものですよね!

参考:NHKニュース「“キラキラネーム”どこまで認められるか 3案提示 法制審議会

参考:gooランキング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

カテゴリー