かくれ脱水にご注意
7月に入り本格的に暑い日が続いています。早いものでもう家の近くでは思いっきりセミが鳴いていました。梅雨明けはまだ先ですが既に夏を感じております!外で作業をされている皆様、暑い中毎日本当にお疲れ様です。くれぐれも熱中症にはご注意ください!
かくれ脱水に注意!
暑い夏は熱中症予防のため水分補給が欠かせませんが、「かくれ脱水」という言葉をご存じですか?
かくれ脱水とは、脱水症状の一歩手前のことで、体内の水分量が足りていないのに、脱水の症状がはっきりと出ずに自覚症状がない状態のことです。脱水状態であることに気づきにくい危険な状態といえます。特に夏は汗をかくことで水分量が失われるので、常にかくれ脱水のリスクがあります。
正常時の体内水分量は?
正常、成人の体内水分量は60%、子どもは70%、65歳以上の高齢者は50%程度で、成人だと1日で約2500mlの水分を出し入れしているということです。
かくれ脱水とは、体の1%~2%の体液が失われた状態のことをいいます。つまり、よほど気を付けて水分を摂ろうとしないとかくれ脱水になってしまうということです。脱水というのは暑い中運動や作業をしている時だけでなく、食欲が落ちることで食事から水分が摂りにくくなることでも起こることを知っておきましょう。また、高齢者は加齢により喉のかわきが感じにくくなり、水分を摂る量が減るだけでなく、代謝水を生成する力が落ちるため、特にかくれ脱水に注意が必要です。
かくれ脱水の症状
- 皮膚が乾燥している
- 口の中がねばついている
- 食べ物がパサつき、つばが少なくゴクンと飲み込めない
- 便秘になった、あるいは以前より酷くなった
- 足がむくみ、靴下を脱いだ跡が10分以上残る
特に高齢者は5の足のむくみの症状がないか注意です。
かくれ脱水は熱中症予備軍とも言われ危険な状態なんです。
かくれ脱水セルフチェック
自分の親指の爪を押すことでかくれ脱水のセルフチェックができるそうです。次のようにやってみてください。
まず、手の親指の爪を逆の手でつまみます。つまんだ指を離した時、白かった爪の色がピンクに戻るのに3秒以上かかれば脱水症状を起こしている可能性があることがわかります!また、尿の色でもセルフチェックができるそうです。
色が濃ければ濃いほど、水分量が足りていないので、水分補給をしましょう。
熱中症予備軍 かくれ脱水
なぜかくれ脱水が怖いのか、大正製薬ナビというサイト(夏はみんな「かくれ脱水」状態!? 熱中症予備軍「かくれ脱水」のリスクと予防法)に非常にわかりやすくまとめられておりました。以下に引用させていただきます。
「水を6割入れたやかんと、5割しか入っていないやかんを同じ熱量で沸かした場合、どちらが先に沸くかを考えるとイメージしやすいでしょう」と三宅先生。「5割しか水が入っていないやかんのほうが先に沸くということは、水分の少ない人のほうが熱の影響を受けやすいということです」
体内水分が少ないほうが熱中症になりやすいというわかりやすいお話でした。
かくれ脱水対策!
一番大切なことは、飲みたい時に飲みたいだけ飲める環境を作ることです。喉がかわいたと思ったらすでに遅いとよく言いますね。のどがかわく前に水分を摂りましょう!そして、よくお酒を飲まれる方!飲み過ぎや二日酔いでも脱水のリスクが高まるので注意してください!アルコールは利尿作用が強く、アルコールは体内で熱に変わるので、発汗、呼気からも水分が失われるそうです。いくら体力に自信があっても飲み過ぎに注意です。
高齢者の方は毎日決まったタイミングで水分を摂る習慣をつけるようにしましょう!胃腸の負担を減らすため、水などを飲む際は常温のものにするのがおすすめだそうです。
就寝時は大量に汗をかくといいます。なので、寝る前はコップ1杯の水を飲んでから寝る、朝ごはんはしっかり食べることでかくれ脱水、熱中症予防に繋がります。熱中症予防におすすめなのが、ミネラルや塩分が豊富な「みそ汁」です!!みそ汁はコレステロールを低下させる効果があるなど、本当に体に良い食べ物なんです。調子の悪い日や飲み過ぎた次の日なんかはみそ汁がしみわたりますよね。熱中症予防にも、みそ汁!!覚えておいてくださいねー!
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