インフルエンザ予防に良いものとは
コロナ禍がおわり、マスクを外すことが増えたことで、夏にも関わらずインフルエンザやコロナが流行りました。秋から冬にかけてはさらに流行すると考えられます。インフルエンザを予防するためには、基本的な感染対策を徹底することが大切です。今一度、感染対策を見直しましょう。
インフルエンザとは
インフルエンザは、ウイルスが引き起こす病気です。通常1日~3日ほどの潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、倦怠感、のどの痛み、咳、鼻水などの症状がでます。中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などの合併症や、持病の悪化を引き起こすこともあります。
特に、小さなお子様や高齢者の方は高熱にともなう脱水症状に注意が必要です。しっかり水分塩分をとるようにしましょう。また、インフルエンザのあとに細菌性肺炎を引き起こすことがあります。発熱や咳が長引いていたり、呼吸が浅く荒いという状況であれば、肺炎が疑われるのですぐ病院に行きましょう。
インフルエンザは毎年数千人が亡くなっています。
インフルエンザ予防によい食べ物
- ビタミンAを多く含む、緑黄色野菜、たまご、レバー、乳製品、うなぎ、タラ、海苔など
- ビタミンCを多く含む、ブロッコリー、パセリ、パプリカ、レモン、キウイ、じゃがいも、さつまいもなど
- ビタミンEを多く含む、魚介類、かぼちゃ、モロヘイヤ、ピーナッツ、アーモンドなど
- ビタミンDを多く含む、乳製品、サケ、しらす、卵、キノコ、レバー、シリアルなど
ほかにも、紅茶に含まれるテアフラビンという成分には、インフルエンザウイルスの感染力を著しく低下させる働きを持つことがわかっています。紅茶には、殺菌作用のあるカテキンも含まれています。
はちみつにも殺菌作用のほか、喉の粘膜に潤いを与えて線毛のはたらきを正常に促す作用があります。お湯にはちみつとレモン汁を加えて、はちみつレモンにして飲むと、喉に潤いを与え、インフルエンザの予防によいビタミンCも同時に摂取できます。
詳しくは、メディカルノートインフルエンザにかかりにくい体づくりによい食べ物や飲み物とはをご覧ください。
インフルエンザは、予防、ワクチン、治療が重要です。予防によいとされるものをできるだけ摂るようにし、うがい手洗いと、換気をするようにしましょう。今はまだ暑いですが、寒い時期の換気には工夫が必要です。寒さを我慢して換気をすると体調を崩してしまうので、まず、部屋を十分に温め、人がいる部屋の窓を開けるのではなく、人のいない部屋の窓を開ける2段階換気が良いとされています。
インフルエンザワクチンについて、NHKきょうの健康の ニュース 「どうなる?今年のインフルエンザ」をぜひご覧ください。わかりやすいです。
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