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塩野義製薬 コロナワクチン承認申請へ

大手製薬企業の塩野義製薬は、厚生労働省に新型コロナワクチンの承認申請をおこなったと発表しました。国内の製薬会社が開発したコロナワクチンが承認申請されるのは初めてとなります。厚生労働省は提出されたデータをもとに、承認の可否を判断する見通しです。

国産初のコロナワクチン

国産初となるコロナワクチンは、「遺伝子組換えたんぱくワクチン」と呼ばれるもので、B型肝炎などの他の感染症に対しても広く使用されてきた実績があるといいます。

今回のワクチンは中国武漢などで最初に流行した「従来型のウイルス」に対応する成分が含まれていて、20歳以上を対象に、1回目と2回目の初回接種と、3回目の追加接種用での承認を求めているということです。

塩野義製薬の手代木社長は会見の中で、「従来株のワクチンに加えて、今後はオミクロン株などの変異ウイルスに対応したワクチンについても承認申請を目指したい」としていました。

塩野義製薬は、新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」も先日承認されています。

国産コロナ飲み薬「ゾコーバ」

11/22、塩野義製薬が開発した新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」の使用が、厚生労働省に承認されました。ゾコーバは、重症化リスクの低い患者も軽症の段階から服用できる特長があり、国内の製薬会社が開発した初めての新型コロナ飲み薬となります。

NHKニュース 新型コロナ 国産の飲み薬「ゾコーバ」が承認 効果は

これまでコロナの飲み薬といえば、重症化リスクが高い患者を対象としていましたが、重症化リスクの低い患者でも服用できるということです。

新型コロナは感染すると細胞内に侵入し、ウイルスそのもののRNAをコピーして増えていきます。新たな薬では、コピーの準備段階で働く酵素を機能しなくすることでウイルスの増殖を抑えます。

塩野義製薬の治験は、日本など3か国で2月~7月にかけて、12歳~60代の軽症~中等症の1,821人におこなわれました。オミクロン株の特徴的な症状である、咳、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、けん怠感、発熱の5つの症状が7日前後でなくなり、症状が出ていた期間が約24時間短縮されたということです。また、重篤な副作用もなく、投与4日目でウイルス量が1/30程度に減ったとされています。さらに、実験では現在、主流となっているオミクロン株の「BA.5」を含む変異ウイルスに対しても高い効果を示したとしています。

コロナ飲み薬ゾコーバは、週明けの28日から医療機関へ本格的に供給が始まる見通しとなりました。供給されるのは全国のおよそ2,900の医療機関などで、都道府県などのホームページで公開される予定です。

TBSニュースDIG 塩野義製薬 国産初のコロナワクチン承認申請
NHKニュース 新型コロナ 国産の飲み薬「ゾコーバ」が承認 効果は

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