大ちゃんのつぶやき①
先週の土曜日、人気俳優の自殺という悲しいニュースが報じられました。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、井伊直親(いい なおちか)を見事に演じられていたのを見てから、私の中で大好きな俳優さんの一人でした。
様々な記事がネットニュースに出ており、どこまでが真実でどこから憶測なのか分かりませんが、ある記事では、彼はとても真面目な性格で完璧主義者だったこと、俳優の仕事に非常にプレッシャーを感じていたこと、ここ数年では精神的に疲れてしまってお酒が増えていた、などのことが書かれていました。また、あまり恵まれていなかった家庭環境のことを書いた記事もありました。新型コロナウイルス感染症の影響で延期になっていたファン待望の舞台が再開し、SNSではこんな時期に舞台をやるな!等の誹謗中傷を受けていたこともわかっています。
他にも様々な報道がされていますが、自分で死を選んでしまうほどの、私たちには想像もできない辛いことがあった、ということで十分だと思います。憶測で書かれた記事を鵜呑みにして、俳優仲間などの彼の周りの人を傷つけることはあってはならないことですし、本人も望んでいないと思います。
私が申し上げたいのは、辛い時期に腹を割って相談できる人の必要性です!どんなことも相談できる友(ダチ)、頼りになる先輩など、辛いことを吐き出せる相手が人生において必要だと考えます。とある歌番組で彼の親しい友人であった俳優さんが、悲痛な思いの中涙ながらに歌っているシーンがYouTubeやSNS等で流れていましたが、残された周りの方やファンはもちろん、日本中の人がなぜ?と思っています。自分の大切な人が苦しんでいたら、相談に乗って少しでも心を軽くしてあげたい、と誰しもが思うのではないでしょうか。相談することをためらわないでほしいと思います。
人は日々の仕事や起こる様々な出来事に流されて生きています。
あなたはいざという時、辛いことを相談できる人、助けてくれる人、たとえ夜中でも駆けつけてくれる人が何人思い浮かびますか?そう多くはいなくても、誰か一人でも相談できる人に頼ってください。
このことは相談できるけどこれは相談できない、相談はできるけどすぐ駆けつけてくれることはない、相談をしても相手に受け止める器量がない、など相談相手というのは誰でもいいということはないと思います。ですが私は家族、親族、友人、会社の仲間、親しい会社関係の仲間には、いざという時に一番に頭に浮かべて頂ける人になりたいと切に思っています。そのために日々勉強し、人としての器を大きくしていかなければなりません。本当に相談してほしい人が一番に頭に浮かべるのは家族だけ、というのは私にとって辛いことです。大事な人に頼ってもらえるようになるため、日々努力しております。
生まれてきたことには意味がある!
なんのために生まれてきたんだろう?辛いことばっかりやんか!生きていたって楽しいことなんかない!誰も私を良いように考えてくれない!こんなことを思っていませんか?
絶対にそんなことはありません!あなたが生まれてきたことには意味があります!そんな風に思っているあなたは絶対に幸せにならなあかん!幸せにしてくれる人が必ずいます!死ぬ勇気があるなら何だってできます!
こんな偉そうにブログで語っている私自身、貧しい環境下で育ち、何度も自殺を考えました。当時住んでいた団地の5階の鉄柵に足をかけたこともありますが、残された母や姉のことを考え、辛い思いをさせると思い、踏みとどまりました。それからはたくさんの方に支えられ、今現在は会社を経営しております。
人という字は、人が人を支えてなっているという話がありますが、人は生まれた瞬間から色んな人に支えられています。人が勝手に生まれてくるわけはなく、母、父、医師、助産師、看護師などの方のおかげで生をなします。そして、成長するにつれてもっと多くの方に支えられて生きていくのです。
私は昨年最愛の母を亡くしました。その母親がよく口癖のように言っていたことがあります。私が色々なことの愚痴を言うと「何を言っているの!あんたが日本という国で生まれたことだけでも幸せなことなんよ!今日明日の食べ物がないような国で生まれてたらどうするの?贅沢を言ったらあかん!」これは今でも私の中で自戒のような言葉で、日本の大阪で生活ができていることに日々感謝しています。また、生活では上を見たらきりがないし下を見てもきりがないともよく言われました。貧しい環境下で育ちましたが、それを不幸に感じさせない母の偉大さを、いま親になって改めて感じています。
難が有る=有難う
生きていれば様々な辛いこと、大変なことがあると思います。ここで「有難う」という言葉を思い出してみてほしいです。「難」が「有る」と書いて、「有難う」と読みます。様々な困難があって、それを乗り越えて「有難う」なのです!何も無いという意味の「無難」は、「難」が「無い」と書きます。そんな人生楽しいのでしょうか?辛いことで悩んでいる方、是非このことを頭に置いてほしいと思います。
最後に、若くして逝去された三浦春馬さんの誕生花は「勿忘草(わすれなぐさ)」です。私を忘れないで、真実の愛、という花言葉です。彼が生きてきた証である作品をこれからも愛して、ずっと見ていきたいと思います。
私でお役に立てることがあれば、なんでも相談に乗ります。一人で抱え込まずに相談してください!それでは、明日からも頑張って生きましょう!
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