新型コロナ 冬場の流行はどうなる?
11月に入り、日本だけでなく世界で新型コロナウイルスの感染が加速しています。今日9日(日本時間)には世界の感染者が5000万人を超えました。10月19日に世界感染者数が4000万人に達してから、約3週間で1000万人増えています。アメリカやヨーロッパでは感染第2波、第3波と伝えられ、北半球で冬が本格化していくにつれて感染者が増加していっている状況です。
コロナと気温・湿度の関係
インフルエンザなどの感染症は一般的に冬場に流行します。新型コロナウイルスも同じく冬場にさらに流行する可能性があると指摘されています。
新型コロナウイルスと気温・湿度との関係についての研究報告が複数されているので、ご紹介いたします。
アメリカのメリーランド大学などのグループは、2020年3月までの世界50都市について、気温・湿度とコロナ流行の関係を分析しました。その結果、感染者が最も多かったのは平均気温5℃~11℃で、湿度が比較的低い地域だったといいます。
また北京大学のグループは、2020年3月27日までのデータから、気温が1℃上がるごとに新たな感染者が3%少なくなるとの分析を発表しています。
しかし、気候などの影響ではなく、都市部の人口密度が感染拡大に関係しているという報告もあり、一概に言うことはできません。
適切な換気をしましょう!
日本での寒冷地である北海道、宮城県では感染者が急増しています。9日現在の感染者数は宮城県で226人、北海道で976人で、北海道では1日あたりの新規感染者数が連日100人を超えています。
どうしても寒いと部屋を閉め切ってしまい、換気をしなくなってしまうと思いますが、適切な換気の重要性を今一度認識する必要があります!
冬場の換気ポイントその①
まず換気をする前に部屋を暖房などでしっかり暖めることです。暖めてから窓を開けると比較的寒さを感じなくなるといいます。
冬場の換気ポイントその②
換気をする時間の目安は、30分に1回、5分くらいがよいとされています。
また、加湿器を使って上手に湿度の管理をするといいです。エアコンの風が当たる場所に加湿器を置いて、風に乗せてしっかり遠くまで水分を運ぶことが、加湿器をうまく使うコツだといいます。しっかり換気して、手洗いを忘れずにこの冬を過ごしましょう!
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