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花粉の流入を1/4に減らす換気とは?コロナ禍の花粉症対策

早いもので2月に入り、花粉が飛散し始める季節に入りました。九州の方では2月上旬には飛び始め、大阪では2月中頃から飛び始めると予測されています。もうすでに鼻がムズムズされている方も多いかと思います。今年はコロナ禍ということもあり、花粉症対策とコロナ対策どちらも必要になってきます。特に、花粉症に悩まされている方はコロナ感染のリスクが高くなると言われているのです。

手からコロナ感染!

花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こします。今や日本人の約25%の人が花粉症患者で、多くの人が悩まされている身近な病気です。花粉症の症状が出ると、手で目を擦ったり、鼻をかむ回数が増えます。目や鼻の粘膜に直接触れる可能性があり、手がコロナウイルスに汚染されていると感染リスクが高くなるのです。

また、コロナ感染者が花粉症の症状もあり、人が密集しているような場所でくしゃみを頻繁にしてしまうと、飛沫が飛び散り、マスクをしていたとしてもコロナウイルスを拡散させてしまう可能性もあります。今までの花粉症は個人に大きな影響が出ていましたが、今年はコロナ流行と重なったことで、個人だけでなく他人にも影響が出てしまうかもしれない疾患となってしまいました。

2月4日現在緊急事態宣言が出ており、在宅勤務が推奨され、外出機会が必要最低限に減っている方が多いのではないでしょうか。家にいることで、例年よりも花粉症の症状が軽減されることも期待されています。また、不織布マスクを顔ピッタリに付けることで、花粉だけでなくウイルスの侵入も防ぐことができます。一般的な不織布マスクは「5マイクロメートル程度より大きな粒子の侵入を防ぐ」とされています。

・コロナウイルスは直径0.1マイクロメートル
・スギ花粉は直径30マイクロメートル

隙間を作らず装着することで、花粉の侵入、飛沫に含まれるウイルスの感染を防止する効果が高まるため、マスクを正しく装着することが重要です!

花粉時期の換気の鉄則とは?

  1. 早朝の換気がオススメ!
    気温の低い夜遅くから朝にかけてが、飛散の少ない時間帯だと言われています。しかし、まだまだ寒い日が続いている中、夜窓を開けておくことは厳しいですし、防犯的にも難しいです。なので、朝起きたらまず換気を心掛けましょう!気温が上がる12時~14時は最も花粉が飛び交っている時間なので、花粉の流入を防ぐためにその時間の換気は避けましょう。
  2. 網戸にして10cmほど開ける!
    部屋の換気をする際は、窓を全開にする必要はありません。10cm開けるだけでも十分な効果があります。換気時間は10分程度でOKです。
  3. レースのカーテンをする!
    レースカーテンを通して風を入れると、花粉の流入を約1/4にまで減らすことができます!

窓を開けておく時間は短く、レースカーテンを通して風を入れる方法が、花粉の時期の上手な換気方法です!ぜひ実践してみてください。

自己判断NG!必ず受診を

コロナ流行の時期なので、病院へ行くのをためらう方も多いと思います。花粉症の方で「毎年のことだし、今年は病院は行かなくていいか」と考えている人がいるかもしれませんが、仕事や日常生活に支障があるとやはり大きなストレスになりますし、万が一コロナに感染してしまって、くしゃみを頻繁にすることでコロナウイルスを拡散してしまったら、感染拡大の原因にもなってしまいます。

花粉症は、ある年に突然発症することが特徴としてあります。「昨年まではなんともなかったのに」という方が毎年多くいます。今年は花粉症かな?と思ったらお薬を処方してもらい、花粉症の症状を少なくして、できるだけ飛沫を飛ばさないようにすることが大切です。今はオンライン受診や電話受信ができる医療機関も多くあります。「お住まいの地域 オンライン受診(診療)」で検索して探してみてください。

花粉症を防ぐ、悪化させないためには、なるべく花粉に接しないことが重要です。上手な換気とマスクで、できる限りの対策をとっていきましょう!

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