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接触確認アプリ「COCOA(ココア)」とは?

接触情報を記録することで
日々の行動を変える

接触確認アプリ「COCOA(ココア)」とは、厚生労働省が提供しているスマートフォン向けアプリです。1メートル以内に15分以上近くにいた場合、ブルートゥースという機能を使って、お互いのアプリが接触情報を記録するというものです。

接触確認アプリCOCOAの画面

陽性者と接触があった場合、このように表示されます。

接触確認アプリで陽性者と接触が確認されたときの画面

気になる症状がある場合は、入力フォームか電話から相談ができます。

接触回数が記録されることで、接触が増えている、接触を避けられている、ということが一目でわかるため、日々の行動を変えることに繋がります。このアプリをインストールしておくだけで記録されるので、特に手間はありません。ただし、ブルートゥース機能をONにしておく必要があります。

マスクをして歩いている男女のいらすと

陽性の判定を登録し
感染拡大防止につなげる

2週間以内に接触した人の中で陽性と診断された人がいた場合、その情報が登録されると、「陽性の人と濃厚接触があったかもしれません」という通知がスマホにきます。これにより、人に会う予定をやめるなど行動を変えたり、早めの診断や治療につなげるというものです。

陽性判定の登録方法

新型コロナウイルスのいらすと

PCR検査で新型コロナウイルス陽性と判断された場合、厚生労働省が提供する感染症者等情報把握・管理支援システム(通称HER-SYS)へ登録を行います。その際、個別に処理番号が発行されます。接触確認アプリの「陽性登録画面」から、発行された処理番号を入力することで、陽性判定の登録ができます。

プライバシーについて

氏名、電話番号などの個人情報や、GPSなどの位置情報は記録されません。接触情報は暗号化され、自分の端末のみに記録されるため、政府にも「誰が感染者で誰が接触者か」わからないようになっています。ですので安心してダウンロードできます。

接触情報の記録は14日間で自動削除され、接触記録はいつでも止めることができます。

個人情報が守られているイメージのいらすと

課題

このアプリは多くの人がダウンロードして使うことで、はじめて効果があります。イギリスのオックスフォード大学が公表したシミュレーションによると、人口の6割近くに普及することで効果が出る、とのことです。日本において人口6割に普及しているアプリは、8400万人(人口の約67%)にダウンロードされている「LINE」です。

現在のアプリダウンロード者数は、7月26日時点で約900万人だとされています。まだ効果があるとされているダウンロード数には程遠い数字です。

仕事上どうしても人と接触する機会が多かったり、繁華街やコンサート等の会場に行く機会がある方は、感染リスクが高いと言えます!自分の日々の行動を今一度振り返りましょう。

夜の街のイメージいらすと

接触確認アプリ「COCOA(ココア)」は、いち早く濃厚接触を知ることができる手段です。陽性者との濃厚接触があったと通知がくると、「自分はウイルスに感染しているかもしれない」と思い、行動を変えることになります。そのことで発症前に気付き、周りの人に感染させることを減らすことができます。

毎日各地で感染者数の最多を更新し、大阪では7月24日に過去最多の149人、7月26日には141人と、連日100人以上の感染者が確認されています。感染者は夜の街でのクラスターや、若者が多いと言われています。日々感染予防のために人とあまり接触していない、という人がこのアプリをダウンロードしていても、人の多いところに行く方が、積極的にアプリを利用しないと意味がありません。感染をこれ以上広げないために、COCOAをダウンロードしましょう!

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