誰でもできる備蓄のヒント
今年3月に日本やその周辺でマグニチュード4.0以上の地震が起こった回数は「195回」でした。11日政府の地震調査委員会が会見を開き、「3月は震度1以上の地震が1ヶ月間で過去最多となった」こと、「3月震度6強を観測した福島県沖では、同じ頻度で1年に1回は起こる可能性がある」ということを述べました。また、地震調査委員会・平田直委員長は「20kmとか15kmとか、(地下の)深いところで何かが起きている」という発言もしました。(参考:FNNプライムオンライン「深いところで何かが…」政府の地震調査委が会見)
みなさま十分な備えができているでしょうか。必要なのはわかっているけど・・・何から準備すればいいのか・・・と、止まってしまっている方もいるかもしれません。今回は誰でもできる備蓄のヒントをご紹介いたします。
好きなお菓子を備蓄
コロナ禍で自宅などでの分散避難が必要となる中、東京都板橋区はメーカーから提供されたポテトチップスを防災訓練の参加者に配り、家庭での備蓄を呼びかけました。
お菓子をいつもの買い物で1袋多く買い、食べた後はまた買い足す。これだけでも十分な災害備蓄になるのです!
少し多めに食べ物を買っておき、消費した分だけ買い足すことで、常に一定量を備蓄しておく方法を「ローリングストック」といいます。
保存食を買いそろえるのとは違い、日常生活で消費しながら備蓄に繋がることがお菓子の備蓄のポイントです!
ポテトチップスの賞味期限は6ヶ月あり、カロリーも高いのでお腹が膨れます。スナック菓子は食料の機能だけでなく、災害時にホッとする効果が期待できるといいます。不安な時にいつも食べているものを食べると安心しますよね。
被災した時は不安や緊張感から普段食べ慣れていない保存食は喉を通りにくいし、ストレスが溜まります。被災時、少しでも日常を感じて安心するために好きなお菓子を備蓄しましょう!
お手軽防災グッズ
一般に販売されている防災グッズは高く感じて手が出しにくいですが、100均でも手軽に防災グッズを揃えることができます。
100均で揃えるお手軽防災グッズの例
・小さいカバン、ポーチ
・マスク
・簡易トイレ
・タオル
・防犯ベル、ホイッスル
・充電器
・お菓子
・カイロ
片手で持ち歩ける大きさのカバンかポーチを選びましょう!この他にもラジオも必要です。またATMやクレジットカードが使えない状況に備え、小銭を含めた現金をまとめて入れておくことも忘れてはいけません。このお手軽防災グッズは災害時だけでなく、新幹線が止まったり、エレベーターの中に閉じ込められたときなど、出先で遭遇した緊急時にも活用できます。
いつか来ると言われている大きな地震。防災意識はもっていると思いますが、どこか他人事として捉えてしまっているかもしれません。生活に防災を取り入れ、防災を身近なものにしましょう。
参考:NHK 好きなもの、もうひとつ 誰でもできる備蓄のヒント
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