夏に負けない体づくり

9月がスタートしましたが、連日35℃以上の猛暑日が続いていますね。夜も気温が下がらず28℃以上の熱帯夜が連日続いているようです。大阪市では9月1日、今年で41日目の猛暑日となり、昨年の猛暑日最多記録に並びました。(【速報】大阪市で41日目の猛暑日 最多記録に並ぶ 統計史上最も暑い夏に)
今年は10月初めまで全国的に気温が高い傾向にあると予想されています・・・。

日本気象協会 10月初めまで全国的に気温が高い 台風や秋雨前線の影響は一時的より
10月まで気温が高いとなると梅雨が短かったのもあり、今年の夏は異常に長く感じます。体調管理が大変ですが、ここでは夏に負けない体づくりについてまとめておりますので、ご参考になれば幸いです!
夏バテの原因
日本の夏は高温多湿ですが、そんな暑い日が続いていると「疲れが取れない」「食欲がない」「体がだるい」などの不調を引き起こす場合があります。※「吐き気」「頭痛」などの症状があれば熱中症を疑いましょう。
夏バテは夏の高温多湿の環境に対応できず生じる体の不調の総称のことです。脱水、栄養不足、自律神経の乱れなどが原因で起こります。汗をたくさんかいたのに水分をとらない、軽い食事ばかりとっている、睡眠不足が続いているなど、どれも夏バテの原因になります。
夏バテの原因から考えると、夏バテになりやすい人の特徴は、①夜更かしが多い人②冷房を低い温度設定にしている人③食事が偏っている人④運動不足の人、などです。日常生活を少し見直すことで夏バテ予防、対策になります!
夏に負けない体をつくって夏バテ予防!
①しっかりと睡眠をとる
睡眠不足が続くと疲労回復しにくく、自律神経の乱れに繋がりやすいので、しっかりと睡眠をとりましょう。就寝の1時間~2時間前にぬるめのお風呂に入ると眠りにつきやすくなります。
②冷え過ぎ注意
冷えた室内から暑い外の行き来による、急激な温度変化が1日に何度も起こると、体温調節機能の自律神経が乱れやすくなり疲労感に繋がります。冷房の温度は、外との温度差が極端に大きくならないように調節するようにしましょう。
③栄養バランスを整える
暑くて食欲が落ちているからといって、冷たいそうめん、冷やしうどん等ばかり食べていると栄養バランスが偏ってしまいます。できるだけ肉や魚などを取り入れ、1日3食しっかりとりましょう。
④上手に水分を補給する
熱中症予防のためにもこまめに水分を補給しましょう。たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクがおすすめです。脱水を防ぐためにも喉が渇く前の水分補給を心掛けましょう。
夏バテに効く栄養素と食材
疲労や体のだるさ、食欲不振の予防に役立つ栄養素は「ビタミンB1」です。ビタミンB1は糖質を体内でエネルギーに変えるために不可欠な栄養素でもあります。ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉、うなぎ、玄米、ごま等です。
筋肉をはじめ、皮膚や髪など体の元になる栄養素である「タンパク質」は、不足してしまうと疲労や体力低下をもたらし、夏バテの原因になります。夏は特にタンパク質をとるようにしましょう。タンパク質を多く含む食品は、肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品等です。
細胞の酸化を防いだり筋肉や血管を丈夫にする働きがある栄養素である「ビタミンC」は、ストレスに対抗するホルモンの合成を促す働きもあります。多くのストレスにさらされる夏は特にビタミンCの消費が増えるので、不足しないようにしましょう。ビタミンCを多く含む食品は、キウイフルーツ、レモン、パプリカ、ブロッコリー等です。
参考 アリナミン製薬株式会社 夏バテ予防・対策に大切な7つのポイント
協会けんぽ 8月 夏バテしない生活習慣を!