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縁起物 おせち料理

先日ニュースで卵の値上がりが取り上げられていました。
卵は「物価の優等生」といわれていて、数十年あまり値上がりせず、一定の価格を保ち続けていたのですが、今月の東京地区卵Mサイズの平均価格が273円と、価格の上昇が続いている状況です。生活の身近なモノの値上げが止まらない中、おせち料理の値上げを決めているお店も多いということです。

東京 練馬区にある仕出し料理店は毎年、正月のおせち料理の注文を受け付けていて、黒豆やだて巻き、昆布巻きなどの定番の品に加え、いくらやかずのこなど多くの海産物を入れているのが特徴です。

しかし、ことしは品をほとんど変えない中で、去年9720円だった価格を1万3000円に値上げしました。

店によりますと、ことしは海産物や野菜など食材の仕入れ価格が上がっているほか、おせちの容器や包みなども値上がりしています。

NHKニュース “物価の優等生”卵も値上がり おせち料理は3割値上げの店も

価格を上げずにしようと思ったら中身がスカスカのおせちになってしまうとのことでした。食材の仕入れ価格だけでなく、容器まで値上がりしているということで、世の中のモノで値上がりしていないモノは逆にあるのかなと思います・・・。

おせちの意味

近年は手作りよりもお取り寄せをする家庭も多くなっているのではないでしょうか。そもそもおせち料理とは、節句(季節の節目となる日)に作る料理のことでしたが、1年の中で最も大事な節句がお正月だということでお正月の定番料理となったそうです。おせちはお正月にやってくる年神様へのお供え料理であり、家族の健康や安全、五穀豊穣などの祈りが込められた縁起物の料理です。

家族の新年会のイラスト

おせち料理の基本は、「祝い肴三種」(関西では黒豆、数の子、たたきごぼう)、甘辛く煮た「煮しめ」(いも類、こんにゃく、昆布、油揚げなど)、酢の物、焼き物です。関東では、祝い肴三種がたたきごぼうではなく田作りだったり、地方によって構成は異なります。ひとつひとつの料理が火を通したり干してあったり、酢につけたり、味を濃くしたりと、非常に手が込んだ料理です。おせち料理にはそれぞれ意味があり、祝い肴三種の黒豆には“勤勉や健康”、数の子には“子孫繁栄”、たたきごぼうには“豊作”の意味が込められています。

各地方によっておせち料理に出される料理は違い、それらを調べるだけでも面白いです。北海道では、生鮭の頭の軟骨を薄切りにした氷頭(ひず)入りの「氷頭なます」が食べられるそうです。青森では、ウニとアワビを使ったお吸い物「いちご煮」が定番だそうです。赤みの強いウニがいちごにみえるから「いちご煮」と呼ぶそうで、いちごは入っていないそうです。関東では「伊達巻き」が食べられ、書物のような巻物に似たかたちから“知恵が増える”ことを願う縁起物です。長野、栃木では「羊羹(ようかん)」がおせち料理として出されるそうです。長野では羊羹に長芋が入っていて、栃木では水羊羹が食べられるとのことです。関西では尻尾つきの鯛焼いたものが出されますが、それは「睨み鯛」と呼ばれ、正月の三が日は手をつけずに四日以降に食べる風習があります。

最新おせち

おせち料理を家で作られる家庭もあると思いますが、お取り寄せも大人気です。変わり種を見ていると、スイーツおせちというものがありました。不二家やトシ・ヨロイヅカなどの有名お菓子店が数多く出していました。

不二家 スイーツおせち

トシヨロイヅカのおせち

トシ・ヨロイヅカのスイーツおせち

また、Twitterで「我々の考える最高のおせち」という文字が添えられた「欲望のクソおせち」が話題になっていました。とある方が友達と作ったというおせちで、おせちの定番の黒豆や数の子などはなく、牛タン、ステーキ、生ハム、味噌漬けクリームチーズ、タルト、ハーゲンダッツなど、12品目が選び抜かれていました。

好きなものだけを詰め込むおせちもいいなと心を掴まれました!令和のおせち料理は、伝統的なものから若者のためのものまで多種多様で楽しくなります。

参考:紀文 年神様といただくおせち料理
   御節料理Wikipedia
   しょくーる おせち料理は地域で違う!具材や特徴を分かりやすくご紹介!

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