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大雨に備えましょう!

九州地方の豪雨NHKニュースの画像

全国で集中豪雨が発生

7月4日から九州地方で降り続いた大雨で甚大な被害が出ています。8日現在、長野・岐阜でも最高レベル5にあたる大雨特別警報が発令され、近畿でも大雨が降り続いている地域があります。熊本を中心に未だ行方不明の方の捜索も続いており、心配な状況が続いています。

今回の大雨は決して他人事ではありません。ここ数年で大雨による被害は深刻化しています。ここで今一度、大雨の備えができているか確認をしましょう!

ハザードマップの確認

誰でもできる備えとして、ハザードマップを確認しておくことがあります。
重ねるハザードマップ』というサイトをご紹介いたします。国土交通省が全国の防災情報をまとめたもので、パソコン、スマートフォンからもアクセスできます。開くと全国の地図が出てきます。

重ねるハザードマップを開いた画面の画像

自分が住んでいる地域にカーソルを合わせて、どのような災害の危険があるか確認します。洪水、土砂災害、津波、道路防災情報の4つから確認ができます。
ここでは大阪府にカーソルを合わせて、洪水をクリックしてみます。

重ねるハザードマップで大阪にカーソルを合わせて洪水を重ねた画像

淀川が流れる周辺でピンク色になっていることが分かります。濃いピンク色は近くの河川が氾濫した場合、5m以上の浸水が予想されている地域です。薄いピンク色は3m以上の浸水が予想されています。この他の浸水予想の色分けは下の画像の通りです。

重ねるハザードマップ内の浸水の色分け画像

拡大していくと家の1軒1軒がわかる範囲まで見ることができます。そして、「すべての情報から選択」というところにある「指定緊急避難場所」をクリックすると、人のマークが出てきます。これが避難場所を示すマークで、近くにある避難場所を確認することができます。実際に開設されているかは、自治体の情報を確認してください。

重ねるハザードマップで避難場所を表示させた画像

家から1番近い避難場所はどこか把握しておくことで、いざという時の備えになります。危険が差し迫っている時に確認するのではなく、今のうちから見て、家族で周知しておくようにしましょう!

家の中の備え

家の中に非常用品は備わっていますか?いざという時に必要な物が揃っているか、確認しておきましょう!下記に備蓄の例を挙げます。必ず家族の人数分ご用意ください。

  • 飲料水 3日分
    断水に備えて、飲料水とは別にトイレで使う生活用水も必要です。水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂に水を張るなどをして備えましょう。
  • 非常食 3日分(ご飯、ビスケット、乾パンなど)
    非常用のご飯で人気なのが、尾西のアルファ米です。賞味期限が5年と長期保存ができて、味も美味しいため高い人気です。他にも江崎グリコの保存食でビスコの保存缶があります。ビタミンB1、B2、乳酸菌などが配合されていて、美味しく食べやすいのでオススメです。
尾西のアルファ米の画像です
お湯でも水でも作れるアルファ米
尾西食品株式会社ホームページ アルファ米を知るより
江崎グリコのビスコ保存缶の画像
江崎グリコ株式会社ホームページ
ビスコ保存缶より

懐中電灯、携帯ラジオ(乾電池)、ホイッスルは手に届くところに備えておきましょう。また、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロも不足しないように備えましょう。

また、窓ガラスを守ることも重要な備えとなります。暴風や竜巻などで窓ガラスが割れ、飛来物でケガをすることもあるので、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、カーテンやブラインドをおろしておくなど、対策をとりましょう。

窓をテープで補強しているいらすと

家の外の備え

家の外にある飛んでいきそうな物は、家の中に直すか固定しましょう。物干し竿で窓ガラスが割れる被害をよく耳にするので、風が収まるまで家の中に直しておくのがいいと思います。また、側溝や排水口はこまめに掃除をして、水はけを良くしておくことも大切です。

非常用持ち出し品

避難をする際に持ち出す物をリュックサックにまとめておきましょう!いつでもすぐ持ち出せるようにしておくことが大切なので、置く場所は家族全員で周知しておいてください。非常用持ち出し品の例は下記の通りです。こちらも必ず家族の人数分ご用意ください。

  • 飲料水、食料品(カップ麺、ビスケット、缶詰、乾パンなど)
  • 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
  • 救急医薬品、マスク、軍手、紙おむつ、携帯トイレ、生理用品
  • 懐中電灯、携帯ラジオ、携帯電話の充電器
  • 衣類、下着、タオル、毛布など
非常用持ち出し品を確認しているいらすと

小さな子供がいる場合や高齢者がいる場合など、それぞれの家族によって必要な物は違います。首相官邸のホームページにある災害の備えチェックシートを確認して、必要な物を備えておくようにしてください。

非常用持ち出し品が入っているリュックサックのいらすと

家族の安否確認方法

家族が別々の場所にいる時に被災した時、どのように連絡を取り合うか事前に決めておきましょう。大きな災害発生時は携帯電話の回線が繋がりにくくなります。そういう場合の安否確認の方法として、以下のサービスがあります。

  • 災害用伝言ダイヤル
    局番なしの「171」に電話をかけて、伝言を録音します。そして自分の電話番号を知っている家族がその伝言を再生できるというサービスです。
  • 災害用伝言版
    au、ドコモ、ソフトバンクなどの各社のサービスで、大災害発生時の回線が繋がりにくくなった時に、メッセージを伝えたい相手に届けるというものです。自分が使っている携帯会社の災害用伝言版のサービスの使い方を一度確認しておきましょう!

大雨による甚大な被害が各地で出ていますが、ご自身と大切な家族を守るための行動をしましょう。気象庁から出される警戒情報は5段階です。

  • 警戒レベル1・・・災害への心構えを高める
  • 警戒レベル2・・・大雨注意報、洪水注意報。ハザードマップ等で避難行動を確認
  • 警戒レベル3・・・大雨警報、洪水警報。危険な地域にお住まいの方は、避難準備が整い次第避難開始、高齢者等は速やかに避難
  • 警戒レベル4・・・土砂災害警戒情報。速やかに避難
  • 警戒レベル5・・・大雨特別警報。命を守るための最善の行動をとる

警戒レベル5の大雨特別警報が出されると、避難をすることが危険な場合があります。家の中のできるだけ安全な場所へ身を置いて、救助を待ってください。安全な避難所がある時は、警戒レベル4までの内に避難をすることが重要です!これからの台風シーズンに向けて、今一度できる備えからしていきましょう。

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